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元生保職員が解説「公的年金と個人年金」どんな違いがある?2026年度の厚生年金、夫婦2人分の標準モデルは23.7万円へ
横野 会由子
今の高齢者世帯のうち、どれほどが「年金だけで」生活できているのでしょうか。
厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によると、高齢者世帯(※)の平均的な所得構成では63.5%を「公的年金・恩給」が占めており、次いで仕事による収入である「稼働所得」が25.3%、「財産所得」が4.6%となっています。
「公的年金・恩給を受給している世帯」に絞ると、収入のすべてが「公的年金・恩給」である世帯は43.4%となりました。
※高齢者世帯:65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18歳未満の者が加わった世帯
半数以上の世帯は、公的以外の何等かの収入で補填している実態がうかがえます。
今回は、公的年金の仕組みや平均受給額、ライフコース別のモデルケースなどをご紹介しました。
平均額や分布を見ると、多くの方がどの程度の年金を受け取っているのか、大まかな目安を知ることができます。
しかし、ライフコース別のモデルからもわかるように、年金額は現役時代の働き方や加入期間によって大きく異なるため、あくまで参考の一つと捉えることが大切です。
ご自身の正確な年金見込額を知るためには、毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」や、いつでも最新の情報を確認できる「ねんきんネット」を活用してみてはいかがでしょうか。
平均との比較だけでなく、ご自身の記録に基づいた具体的な金額を把握することが、より現実的な老後資金計画の第一歩となるでしょう。
オリックスなどの国内金融機関出身。日本株アナリストおよび財務アドバイザーとして決算分析や資金調達を主導。「日経CNBC」出演などメディアを通じた相場解説の実績も豊富。企業財務に精通し、現在はモニクルリサーチで金融ニュースの深掘り記事を発信。