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70歳代の貯蓄「中央値1178万円」の現実。月4.2万円の赤字を乗り切る老後防衛策

忘れてはいけない老後資金の“死角”とは?認知症介護経験から見えた「口座凍結」リスクと、インフレに負けない資産防衛策

執筆者熊谷 良子編集者
19:06

高齢夫婦世帯のリアルな生活費と、毎月約4万2000円の赤字

総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」を基に、65歳以上の夫婦のみで暮らす無職世帯の標準的な家計収支を見てみましょう。

【家計収支の状況(月額平均)】

65歳以上の生活費

65歳以上の生活費
出所:総務省「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」

収入:25万4395円

  • うち社会保障給付:22万8614円

支出:29万6829円

  • 消費支出:26万3979円
  • 非消費支出(税金・保険料等):3万2850円

ひと月の赤字:4万2434円

このモデル世帯では、年金を中心とした収入に対して、食費や交通・通信費、医療費などの消費支出に税負担がのしかかり、毎月約4.2万円の赤字が発生しています。

不足分は貯蓄から補うことになりますが、単純計算すると、1年間で約51万円、10年間で約509万円、20年間で約1018万円の取り崩しとなります。

先述した70歳代の貯蓄中央値(1178万円)と比較すると、20年弱で貯蓄の大部分を使い果たす計算です。

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