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70歳代の貯蓄「中央値1178万円」の現実。月4.2万円の赤字を乗り切る老後防衛策

忘れてはいけない老後資金の“死角”とは?認知症介護経験から見えた「口座凍結」リスクと、インフレに負けない資産防衛策

執筆者熊谷 良子編集者
19:06

シニア世帯の就労と、2026年4月施行「在職老齢年金制度」の改正

こうしたインフレリスクに備え、年金収入の不足分を補うために定年後も働き続けるシニア世代が増加しています。

多様な働き方を後押しするため、2026年4月から「在職老齢年金制度」の基準額が大幅に見直されます。

在職老齢年金とは、60歳以降に働きながら厚生年金を受給する場合、給与と年金の合計が一定額を超えると年金が減額される仕組みです。

在職老齢年金のイメージ

在職老齢年金のイメージ
出所:政府広報オンライン「もっと働きたい!に応えて、在職老齢年金制度の基準額が2026年4月から引上げに」
  • 2025年度の基準額:月額51万円
  • 2026年4月〜:月額65万円

この基準引き上げにより、年金の減額を気にして就業時間を抑えていた高齢者も、より柔軟に働き方を選びやすい環境が整います。

パート収入などで数万円でも家計に上乗せできれば、先述の「毎月の赤字」を大きく抑制し、資産寿命を力強く延ばすことが可能です。

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