SBIホールディングス「第48回無担保社債」の発行要項案
それでは、SBI債の発行要項案をみていきましょう。
現在、発行に向けて準備されている社債の主な条件は以下の通りです。
- 社債の名称:SBIホールディングス株式会社第48回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
- 発行総額:1,700億円
- 年限:5年
- 利率(年率):未定(仮条件:2.200~3.200%(税引前))
- 利払日:毎年1月29日、7月29日
- 償還日:2031年7月29日
- 申込期間:2026年7月16日~28日
- 払込期日:2026年7月29日
- 最低投資金額:10万円以上10万円単位
- 予備格付:A-(R&I)
- 引受会社:SMBC日興証券/大和証券/野村証券/SBI証券/みずほ証券/岡三証券
SBI債の発行要項案
SBI債のポイントは?
それでは今回債のポイントを追っていきます。
仮条件
提示されている利率の仮条件は「年2.200~3.200%」となっています。
最終的な利率は需要調査を経て15日に決定されます。
同じ5年債では、今年1月23日に発行した第46回債が2.484%(税引前)でした。
今回の仮条件と比較すると、下限の2.2%は0.284%下回る一方、上限の3.2%は0.716%上回っています。
市場の「金利」自体が上昇
前回の5年債が条件決定した1月上旬は、ベースとなる5年物金利が1.5%半ば近辺で推移していました。
これが、7月上旬の現在は1.9%台前半へと跳ね上がっています。
仮条件のレンジ上限は、こうした金利の変動を加味して設定されています。
まとめ
金利上昇に伴い債券への関心が高まるなか、SBIホールディングスが年2.200〜3.200%(税引前・仮条件)の個人向け社債の発行を準備しています。
債券投資は、国や企業にお金を貸して定期的に利息を受け取り、満期には元本が戻る堅実な仕組みです。
まずは証券口座を開設し、元本割れのない「個人向け国債」から始めるのがおすすめです。
仕組みが分かったら、企業の財務体力を示す「格付け」を確認しつつ、今回のような「個人向け社債」へステップアップしてみましょう。
社債や地方債は途中で売却すると元本割れのリスクがありますが、満期まで持つなら日々の価格変動は関係ありません。
プロが買い控える金利上昇局面こそ、満期保有が前提の個人投資家にとっては、高い利回りをじっくり享受できる絶好のチャンスです。
預貯金の一歩先の運用先として、一つの選択肢に加えてみるのもいいでしょう。
参考
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断で行ってください。
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
PROFILE
立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』のLIMO編集部に所属し、LIMOでも記事を執筆している。
