この記事はここがポイント
- 14日の日経平均株価は一時630円超上昇したものの、ASML決算後に失速し33円安で5営業日続落
- 半導体・AI関連7銘柄ではフジクラが2.56%高で唯一反発し、キオクシアHDなど6銘柄が下落
- 13日の米国市場は半導体株指数が5日続落し、エヌビディア反発の一方でマイクロンなどメモリー株が下落
14日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日続落した。
前日13日(現地時間)の米国市場では、主要3指数とフィラデルフィア半導体株指数(SOX)がそろって小幅に下落した。
日経平均は反発して始まり、前引けは前日比415円61銭高だった。13時31分には高値の6万8,408円14銭をつけ、上げ幅は一時630円62銭に達した。
日本時間14時にASMLホールディングが決算を発表した後は値を消し、大引けは前日比33円23銭安の6万7,744円29銭だった。
ASMLの2026年7~9月期の売上高は116億6,200万ユーロと過去最高で、純利益は49億6,000万ユーロだった。
2026年通期の売上高見通しは440億~450億ユーロとし、2027年・2028年は現在の生産計画では顧客の需要を満たせない見込みだとしている。
東証株価指数(TOPIX)は13.89ポイント安の4,096.78(▲0.34%)と、3営業日ぶりに反落した。
個別では、ピックアップした半導体・AI関連7銘柄のうち6銘柄が下落した。
フジクラ<5803>は+2.56%の5,200円と、7銘柄の中で唯一上昇し、5営業日ぶりに反発した。
キオクシアホールディングス<285A>は▲3.23%と、3営業日続落した。SUMCO<3436>は▲1.63%と、5営業日続落となった。
JX金属<5016>は▲1.90%の3,460円と、終値が安値と同じ安値引けとなった。
レーザーテック<6920>は寄り付き後に一時4万7,790円(+3.69%)まで上昇したが、▲1.56%で取引を終えた。
ディスコ<6146>は▲0.82%、アドバンテスト<6857>は▲0.05%と、いずれも小幅に続落した。
14日の半導体・AI関連株7銘柄(株価データ)
株式市場で注目の高い「半導体・AI関連株7銘柄」について、14日の株価データ(終値、前日比、騰落率、高値、安値)を速報する。
キオクシアホールディングス<285A>
- 終値:14,690円
- 前日比:▲490円(▲3.23%)
- 高値:15,655円/安値:14,570円
アドバンテスト<6857>
- 終値:40,380円
- 前日比:▲20円(▲0.05%)
- 高値:41,430円/安値:39,980円
SUMCO<3436>
- 終値:3,079円
- 前日比:▲51円(▲1.63%)
- 高値:3,173円/安値:3,036円
JX金属<5016>
- 終値:3,460円
- 前日比:▲67円(▲1.90%)
- 高値:3,540円/安値:3,460円
フジクラ<5803>
- 終値:5,200円
- 前日比:+130円(+2.56%)
- 高値:5,307円/安値:5,114円
レーザーテック<6920>
- 終値:45,370円
- 前日比:▲720円(▲1.56%)
- 高値:47,790円/安値:44,140円
ディスコ<6146>
- 終値:58,100円
- 前日比:▲480円(▲0.82%)
- 高値:59,810円/安値:57,570円
7銘柄中、フジクラの1銘柄が上昇し、キオクシアホールディングス、アドバンテスト、SUMCO、JX金属、レーザーテック、ディスコの6銘柄が下落となった。
13日の米国半導体関連株の動き
13日(現地時間)の米国市場では、主要3指数がそろって下落した。
S&P500種株価指数は1.79ポイント安の7,805.45(▲0.02%)、ナスダック総合指数は41.52ポイント安の2万7,204.38(▲0.15%)と、そろって2営業日続落した。
ダウ工業株30種平均は180.45ドル安の5万1,670.10ドル(▲0.35%)と、4営業日ぶりに反落。米長期金利(10年物国債利回り)は、13日の終値ベースで5.22%と、前営業日(9日)から0.02ポイント低下した。
半導体関連株の比重が大きいフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は28.00ポイント安の1万2,208.79(▲0.23%)と、5営業日続落した。取引時間中には1万1,861.28まで下げ、前日比の下落率は一時3%を超えたが、その後は下げ幅を縮めた。
半導体・AI関連の個別銘柄は、上昇と下落が4銘柄ずつで明暗が分かれた。
時価総額最大手のエヌビディア<NVDA>は2.20ドル高の228.52ドル(+0.97%)、AMD<AMD>は11.29ドル高の605.53ドル(+1.90%)と、そろって5営業日ぶりに反発した。ARMホールディングス<ARM>も0.15ドル高の255.39ドル(+0.06%)と小幅ながら上昇し、6営業日ぶりに反発した。
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング<TSM>は0.77ドル高の445.12ドル(+0.17%)と、6営業日ぶりに反発した。一方、ASMLホールディング<ASML>は32.48ドル安の1,717.76ドル(▲1.86%)と、2営業日続落した。
メモリー関連はそろって値を下げた。マイクロン・テクノロジー<MU>は35.85ドル安の953.19ドル(▲3.62%)と、ピックアップした8銘柄の中で最も大きく下落した。サンディスク<SNDK>は5.00ドル安の1,482.33ドル(▲0.34%)と、マイクロンとともに4営業日続落した。SKハイニックス<SKHY>は5.17ドル安の157.06ドル(▲3.19%)と、7営業日続落となった。
米国の主な半導体関連株の騰落一覧(13日、現地時間終値)
13日(現地時間)の主な米半導体関連株8銘柄の終値・騰落率を一覧にまとめると、以下の通りとなる。
- エヌビディア(NVDA):228.52ドル(+0.97%)
- AMD(AMD):605.53ドル(+1.90%)
- ARMホールディングス(ARM):255.39ドル(+0.06%)
- マイクロン・テクノロジー(MU):953.19ドル(▲3.62%)
- サンディスク(SNDK):1,482.33ドル(▲0.34%)
- SKハイニックス(SKHY):157.06ドル(▲3.19%)
- 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM):445.12ドル(+0.17%)
- ASMLホールディング(ASML):1,717.76ドル(▲1.86%)
米半導体関連銘柄の値動き一覧
記者コメント
14日の東京市場で、日経平均は後場に一時600円を超える上げ幅となったが、日本時間14時のASMLホールディングの決算発表後に急落し、小幅ながら5営業日続落した。
業種別では銀行業や証券・商品先物取引業、精密機器などが売られ、33業種中19業種が下落した。
半導体・AI関連7銘柄も、フジクラを除く6銘柄が下落した。
前日13日(現地時間)の米国市場では、エヌビディアやAMDが反発した一方、マイクロン・テクノロジーやSKハイニックスなどメモリー関連株の下げが続いた。
15日には、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)が2026年7〜9月期の決算を発表する予定となっている。
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
