この記事はここがポイント
- 8日の米国市場、フィラデルフィア半導体株指数3.39%安、半導体・AI関連株全面安。
- 9日の東京市場、日経平均3日続落も下げ幅縮小、東証株価指数反発。
- 国内半導体・AI関連7銘柄、レーザーテック高値引けなど4銘柄上昇、3銘柄下落と明暗。
9日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら3営業日続落した。
前日8日(現地時間)の米国市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が▲3.39%と大きく下落し、ピックアップした米半導体関連株8銘柄はそろって値を下げた。
日経平均は大幅安で始まり、朝方には下げ幅が一時892円09銭に達した。
その後は下げ幅を縮め、15時20分には前日終値を上回る場面もあった。
大引けは前日比11円19銭安の6万9,030円92銭と、連休を前に前日終値をわずかに下回って取引を終えた。
東証株価指数(TOPIX)は13.35ポイント高の4,104.81(+0.33%)と反発し、日経平均とは明暗が分かれた。
個別では、ピックアップした半導体・AI関連7銘柄のうち4銘柄が上昇した。
レーザーテック<6920>は+4.18%の4万8,560円と最も値を伸ばし、終値が高値と同じ高値引けとなった。
ディスコ<6146>も+0.52%の6万1,460円と、3営業日ぶりに反発して高値引けとなった。
アドバンテスト<6857>は+1.66%、JX金属<5016>は+0.11%と、そろって反発した。
一方、キオクシアホールディングス<285A>は▲2.21%と下落した。
フジクラ<5803>は▲1.80%、SUMCO<3436>は▲1.35%と、そろって3営業日続落となった。
9日の半導体・AI関連株7銘柄(株価データ)
株式市場で注目の高い「半導体・AI関連株7銘柄」について、9日の株価データ(終値、前日比、騰落率、高値、安値)を速報する。
キオクシアホールディングス<285A>
- 終値:17,505円
- 前日比:▲395円(▲2.21%)
- 高値:17,735円/安値:17,000円
アドバンテスト<6857>
- 終値:41,610円
- 前日比:+680円(+1.66%)
- 高値:41,630円/安値:39,810円
SUMCO<3436>
- 終値:3,426円
- 前日比:▲47円(▲1.35%)
- 高値:3,435円/安値:3,277円
JX金属<5016>
- 終値:3,622円
- 前日比:+4円(+0.11%)
- 高値:3,660円/安値:3,523円
フジクラ<5803>
- 終値:5,413円
- 前日比:▲99円(▲1.80%)
- 高値:5,493円/安値:5,285円
レーザーテック<6920>
- 終値:48,560円
- 前日比:+1,950円(+4.18%)
- 高値:48,560円/安値:45,030円
ディスコ<6146>
- 終値:61,460円
- 前日比:+320円(+0.52%)
- 高値:61,460円/安値:59,310円
7銘柄中、アドバンテスト、JX金属、レーザーテック、ディスコの4銘柄が上昇し、キオクシアホールディングス、SUMCO、フジクラの3銘柄が下落となった。
8日の米国半導体関連株の動き
8日(現地時間)の米国市場では、主要3指数の方向がまちまちとなった。
S&P500種株価指数は36.41ポイント安の7,765.36(▲0.47%)、ナスダック総合指数は345.35ポイント安の2万7,193.34(▲1.25%)と、そろって2営業日続落した。
一方、ダウ工業株30種平均は51.77ドル高の5万1,231.64ドル(+0.10%)と反発した。
米長期金利(10年物国債利回り)は、8日の終値ベースで5.23%と、前日から0.05ポイント低下した。
半導体関連株の比重が大きいSOX指数は442.44ポイント安の1万2,623.71(▲3.39%)と2営業日続落した。
ナスダック総合指数を大きく上回る下落率となり、終値で1万3,000を割り込んだ。
半導体・AI関連の個別銘柄は全面安となった。
ARMホールディングス<ARM>は19.08ドル安の275.29ドル(▲6.48%)と、ピックアップした8銘柄の中で最も大きく下落し、3営業日続落した。
時価総額最大手のエヌビディア<NVDA>は6.99ドル安の230.48ドル(▲2.94%)、AMD<AMD>は25.18ドル安の620.68ドル(▲3.90%)と、そろって2営業日続落した。
メモリー関連も軒並み大きく値を下げた。サンディスク<SNDK>は82.96ドル安の1,609.46ドル(▲4.90%)、マイクロン・テクノロジー<MU>は52.16ドル安の1,035.84ドル(▲4.79%)と、そろって反落した。
SKハイニックス<SKHY>は7.75ドル安の170.50ドル(▲4.35%)と、4営業日続落となった。
半導体製造・製造装置関連では、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング<TSM>が14.21ドル安の457.99ドル(▲3.01%)と3営業日続落した。
ASMLホールディング<ASML>も35.17ドル安の1,769.79ドル(▲1.95%)と、4営業日続落した。
米国の主な半導体関連株の騰落一覧(8日、現地時間終値)
8日(現地時間)の主な米半導体関連株8銘柄の終値・騰落率を一覧にまとめると、以下の通りとなる。
- エヌビディア(NVDA):230.48ドル(▲2.94%)
- AMD(AMD):620.68ドル(▲3.90%)
- ARMホールディングス(ARM):275.29ドル(▲6.48%)
- マイクロン・テクノロジー(MU):1,035.84ドル(▲4.79%)
- サンディスク(SNDK):1,609.46ドル(▲4.90%)
- SKハイニックス(SKHY):170.50ドル(▲4.35%)
- 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM):457.99ドル(▲3.01%)
- ASMLホールディング(ASML):1,769.79ドル(▲1.95%)
米半導体関連銘柄の値動き一覧
記者コメント
9日の東京市場で、日経平均は11円安と小幅ながら3営業日続落した。
前日の米国市場で半導体株が大きく下げた後を受けて大幅安で始まったが、朝方の安値から880円あまり戻し、前日終値近辺で取引を終えた。TOPIXは+0.33%と反発した。
東証業種別株価指数(33業種)は25業種が上昇し、8業種が下落した。海運業(+2.27%)やその他製品(+2.22%)、サービス業(+2.11%)、食料品(+2.08%)などの上げが目立った一方、銀行業(▲1.47%)や非鉄金属(▲1.15%)、小売業(▲0.42%)などは下落した。
半導体・AI関連7銘柄は4銘柄が上昇した。製造装置関連のレーザーテック、アドバンテスト、ディスコはそろって上昇し、レーザーテックとディスコは高値引けとなった。一方、メモリーのキオクシアホールディングスは▲2.21%と下げ、フジクラとSUMCOは3営業日続落となった。
前日8日(現地時間)の米国市場では、SOX指数が▲3.39%と大きく下落して終値で1万3,000を割り込み、エヌビディアやARMホールディングス、メモリー関連株など、ピックアップした8銘柄がそろって値を下げた。
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
