経済指標ニュース
1ドル160円突破の背景、「金利差」で読み解く円安・円高
木村 敬子
2026年7月FOMCで政策金利は据え置かれましたが、FRBはインフレと戦う構えを崩しませんでした。FRBが強い言葉と行動の矛盾した態度をとる背景にある、株式市場への影響や政府の利払い負担に注目します…
2026年7月29日のFOMC(連邦公開市場委員会)は、政策金利の据え置きを決めました。市場の事前予想どおりの結果です。ただ、注目すべきは金利の数字そのものよりも、FRB(連邦準備制度理事会)が今回も「インフレと戦う」という構えをまったく崩さなかったことです。強い言葉を使いながら、実際には動かない。この一見矛盾した態度の裏には何があり、そしてFRBは今後、本当に金利を上げられるのでしょうか。
今回FOMCが決めたのは、政策金利の誘導目標を年3.50〜3.75%のまま据え置くことでした。銀行が中央銀…

京都大学院修了後、シティグループやフィデリティで証券アナリスト、Googleで営業統括部長を歴任。現在は株式会社モニクル執行役員およびカッパ・クリエイト社外取締役。金融・IT・マーケティングの専門家。