2026年8月期第3四半期(9カ月累計)は増収も利益の伸びは鈍化
直近の決算(2026年8月期第3四半期、9カ月累計、2026年7月13日発表)は、売上高3,323億2,000万円(前年同期比+17.2%)、営業利益252億3,300万円(同+4.2%)、経常利益237億2,800万円(同▲0.9%)、四半期純利益129億1,900万円(同▲4.8%)でした。通期予想(売上高4,240億円、営業利益335億円)に対する進捗率は売上高78.4%、営業利益75.3%です。
セグメント別(9カ月累計)では、コンテンツ配信事業が売上高1,073億1,000万円(同+13.3%)、営業利益90億700万円(同+16.2%)と増収増益でした。通信・エネルギー事業は売上高1,341億8,200万円(同+22.5%)に対し営業利益は86億4,400万円(同▲1.3%)とやや減益。店舗・施設ソリューション事業は売上高746億200万円(同+3.8%)、営業利益130億5,900万円(同▲2.0%)。金融・不動産・グローバル事業は売上高161億8,600万円(同+123.3%)、営業利益17億5,800万円(同+44.1%)と、M&Aの寄与で大きく伸びています。
次回の権利付き最終日は8月27日
USEN-NEXT HOLDINGSは毎年2月末・8月末を基準日としており、次回は8月31日(月)が基準日、権利付き最終日は27日(木)、権利落ち日は28日(金)となります。27日までの購入・保有が今回の優待・配当を受け取る条件です。
前回(2026年2月)は権利落ち日に▲2.39%、ただし3営業日後にはほぼ値を戻す
前回の実質的な最終取引日の2月27日(金)から逆算すると、権利付き最終日は2月25日(水)、権利落ち日は2月26日(木)でした。
権利付き最終日の2月25日(水)は1,840円で取引を終えましたが、権利落ち日の2月26日(木)は1,796円まで下落し、下落幅は▲44円(▲2.39%)となりました。ところが翌営業日の2月27日(金)には1,861円まで急反発し(前日比+65円、+3.62%)、3営業日後の3月2日(月)は1,841円(前日比▲20円、▲1.07%)で着地しました。この結果、権利付き最終日からの累計では+1円(+0.05%)とほぼ変わらない水準まで戻しています。
USEN-NEXT HOLDINGS
優待は使い勝手抜群、権利落ち後の値動きにも注意したい
前回のケースでは、権利落ち日当日に▲2.39%まで下落しましたが、その後の戻りは早く、3営業日で見るとほぼ元の水準に回復していました。「権利落ち後は必ず下がり続ける」という単純化はできない値動きだったと言えます。
とはいえ日々の値動き自体は大きくなりやすいため、優待の還元額(100株保有で90日分の利用料+1,000円相当ポイント)と、取得タイミングによる価格変動リスクを踏まえたうえで判断する必要があります。
権利落ち日の下げを翌営業日でほぼ取り戻す値動きとなりましたが、権利落ちの影響がどう出るかは銘柄や地合いによって異なります。
優待目的で新規に購入を検討する場合は、直前の駆け込みよりも日々の値動きを確認しながらタイミングを計る方が無難でしょう。
なお、直近の決算は売上・営業利益ともに増加基調を保っており、金融・不動産・グローバル事業がM&Aを背景に急拡大している点は、今後の収益構成の変化として注視したいところです。
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
- 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。
- 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
- 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
