この記事はここがポイント
- U-NEXT HOLDINGS<9418>の株主優待、次回の権利付き最終日は8月27日
- 前回2月は権利落ち日に株価が▲2.39%下落も、3営業日後にはほぼ値を戻す値動き
- U-NEXT HOLDINGSは売上の8割強を継続課金が占める、安定した収益構造
個人向け動画配信「U-NEXT」と、店舗向けBGM・DX機器の「USEN」ブランドを二本柱とする持株会社、U-NEXT HOLDINGS<9418>(旧USEN-NEXT HOLDINGS)。
コンテンツ配信から店舗DX、通信・エネルギーまで幅広く手がけ、売上の大半を毎月定額のストック収益が占める安定した収益構造を特徴としています。
8月末に権利確定が迫る同社の株主優待は、実用性が高く、日々の生活の節約に直結する「U-NEXTの利用料」です。
配信サービスのサブスクは今や「準インフラ」ともいえるほど浸透しており、どうやって月々の支払いを抑えるか悩んでいる個人投資家にはうってつけの特典です。
今回は、同社の強みと、人気優待ゆえに、権利確定の前後で変動しやすい株価の値動きについてひも解いていきます。
株主優待は年2回、2月・8月の権利確定で動画配信サービス「U-NEXT」の利用料+ポイントがもらえる
保有株数と優待内容は以下の通りです。
- 100株以上:「U-NEXT」90日分の利用料+1,000円相当分のポイント
- 1,000株以上 :U-NEXT」1年分の利用料+毎月1,800円相当分のポイント(継続保有が条件)
付与されたポイントは音楽配信アプリ「SMART USEN」の決済にも利用できます。
最低投資額は100株で176,100円(8月20日終値ベース)、優待利回りは0.57%、配当と合わせた利回りは1.54%となっています。
収益構造の特徴、売上の8割強を継続課金が占める(2025年8月期実績)
会社が2025年10月に公表した中期経営計画「Road to 2030」によれば、2025年8月期(実績)の売上高に占める継続課金(リカーリング)収入の比率は81.5%で、過去4年間の年平均成長率(CAGR)は約17.6%としています。単発の売り切りではなく、毎月定額の契約を積み上げるストック型のビジネスモデルが同社の特徴です。
主な事業セグメントは以下の4つです。
- コンテンツ配信事業(BtoC):動画配信サービス「U-NEXT」の月額会員費(月額プランは税込2,189円、Web申込の場合)や有料コンテンツ販売
- 店舗・施設ソリューション事業(BtoB):飲食店・ホテル・医療機関向けの店舗用BGM配信(USEN)、自動精算機、POSレジなどの機器提供・保守
- 通信・エネルギー事業(BtoB/BtoC):法人向けICTソリューション、自社光回線、店舗・オフィス向け電力販売
- 金融・不動産・グローバル事業:キャッシュレス決済、家賃保証、商業ビル運営、海外事業など
店舗向けサービスは全国約150拠点の営業・保守網を背景に展開しており、店舗には「BGM×通信×決済×自動精算機」、個人には「動画×電子書籍・雑誌×ライブ」のように複数サービスを組み合わせるクロスセルで、顧客単価の向上と解約防止を図る戦略を取っています。
フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
