通期業績予想の上方修正、売上高・利益4項目そろって増額
好調な進捗を踏まえて、同社は2026年12月期通期の連結業績予想を以下のとおり上方修正しました。
すかいらーくの上方修正
売上高だけでなく、事業利益・営業利益・税引前利益・当期利益の4項目すべてが増額される形での上方修正です。
同社は修正理由として、中間期の好調な既存店売上高に加え、足元の事業進捗を踏まえたものと説明しています。
インフレ想定を145億円に引き上げてもなお増益を確保できた理由
今回の修正で目を引くのは、原材料費・人件費の高騰による年間のコストプッシュ想定額を、期初の130億円から145億円に引き上げた点です。
コスト増の想定が拡大したにもかかわらず通期の利益予想を上方修正できた背景には、既存店の客数・客単価の伸びによる増収効果と、原価低減策による採算改善が、インフレの想定超過分を吸収してなお上振れさせるだけの効果を持ったことがあります。
年間配当も27円に増額
期末配当予想も上方修正され、年間配当金は1株当たり27.00円(中間配当10.00円、期末配当17.00円)となる予定です。期初予想の26.00円(中間10.00円、期末16.00円)から1円増額。
記者コメント
今回の中間決算は、既存店の客数・客単価がともに伸びたことを背景に増収増益となり、通期の業績予想・配当予想の上方修正につながりました。原材料・人件費のインフレ想定を上方修正してもなお利益予想を引き上げられた点は、既存店の成長力と原価低減策の効果を裏付ける材料といえそうです。もっとも、通期の残り期間でもインフレ影響が想定通りに推移するかは注視が必要で、今後の月次動向などを引き続き確認していきたいところです。
参考資料
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
