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厚生年金、ひとりで「月30万円超」をもらえる人は希少な存在?「標準的な夫婦世帯」でも2人合算で月23.7万円

執筆者太田 彩子LIMO&ファイナンス編集部記者
監修者和田 直子編集者 株式会社モニクルリサーチ
19:32

年金の基本、国民年金と厚生年金は「2階建て構造」

ここで改めて、公的年金の基本的な仕組みをおさらいしておきましょう。厚生年金の受給額がなぜこれほど個人差が出るのか、その背景を理解するうえでも大切なポイントです。

公的年金は、基礎部分となる「国民年金」と、上乗せ部分にあたる「厚生年金」から成り立つ2階建て構造です。

厚生年金と国民年金の仕組み

厚生年金と国民年金の仕組み
出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO&ファイナンス編集部作成

国民年金は原則として、国内在住の20歳以上60歳未満の全ての人が加入対象で、年金のベースとなります。国民年金保険料(※1)は全員一律です。

厚生年金は企業や官公庁などで働く人たちが、国民年金に上乗せして加入する年金で、毎月の給与や賞与に応じた年金保険料(※2)を納めます。標準報酬月額には上限(65万円)があるため、いくら高収入でも保険料は青天井では増えません。この上限が、老後の年金額の"天井"にも影響します。

※1 国民年金保険料:2026年度は月額1万7920円 ※2 保険料額は標準報酬月額(上限65万円)、標準賞与額(上限150万円)に保険料率をかけて計算される

まとめにかえて

厚生年金で「月30万円超」を受け取る人は全体の約0.12%。

年金だけで悠々自適な暮らしを送れる層は、想像以上に少数派です。

ほとんどの人にとって、公的年金だけで老後の生活費をまかなうのは難しい前提で老後を設計する必要があります。

まずは「ねんきん定期便」で自分の見込み額を把握し、不足分をiDeCoやNISA、就労延長で補うプランを、現役のうちから組み立てていきましょう。

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