この記事はここがポイント
- 2026年8月、65歳以上の年金受給者へ「公金受取口座意向確認書」発送、詐欺に注意。
- 2026年4月、在職老齢年金の支給停止調整額が月額51万円から65万円に大幅引き上げ。
- 2026年度年金額、国民年金1.9%・厚生年金2.0%増も物価上昇3.2%に届かず実質目減り。
2026年(令和8年)、私たちの老後の生活を支える年金制度において、いくつかの改定が行われました。
4月には年金額の年度改定が適用され、すでに新しい金額での支給がスタートしています。
さらに、8月からは多くの年金受給者に向けて「公金受取口座登録の意向確認書」という重要なお知らせが順次届き始めます。
この記事では、金融・相続の有資格者である筆者が、今年度の年金額の実態や、一部の働くシニアに関連する制度変更、そしてこれから届く書類への正しい対応について、最新情報をもとに分かりやすく解説します。
今年の年金改定の実態は?
増額の裏にある「目減り」の現実や、8月に届く大事なお知らせも要チェックです!
2026年度の年金額はどう変わった? 4年連続のプラス改定
2026年度(令和8年度)の年金額は、前年度から国民年金(基礎年金)が「1.9%」、厚生年金(報酬比例部分)が「2.0%」の引き上げとなりました。これで4年連続のプラス改定となります。
具体的な金額は以下の通りです。
2026年度の年金額
国民年金(老齢基礎年金・満額):月額7万608円(前年度比+1300円)
※昭和31年4月2日以降生まれの場合。なお、昭和31年4月1日以前生まれの方の満額は、月額7万408円です。
厚生年金(夫婦2人分の標準的な金額):月額23万7279円(前年度比+4495円)
この改定率は2026年4月分から適用されており、実際の口座への振り込みは6月15日支給分からすでに始まっています。
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早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。
PROFILE
【保有資格】 二種外務員資格(証券外務員二種)、相続診断士、認知症介助士、終活ガイド1級
【経歴】 早稲田大学第一文学部卒業。
二種外務員資格(証券外務員二種)を保有し、15年以上にわたる書籍校閲で培った「ファクトチェック力」を武器に、現在は株式会社モニクルリサーチLIMO編集部に所属、くらしとお金の経済メディア『LIMO』にてパーソナルファイナンス系記事の編集・執筆を担当。
厚生年金保険・国民年金、貯蓄、家計管理など暮らしに不可欠なテーマについて、厚生労働省・日本年金機構・総務省などの一次データをもとに読み解く分析記事を得意とする。
プライベートでは認知症の家族介護に直面し、ビジネスケアラーとして仕事と家庭の両立に葛藤した経験を持つ。大手人材派遣会社の採用管理部門での就業経験もあり、仕事と実生活を通じて「就業と将来設計の密接な関係」を痛感している。
長年の紙媒体で培った編集力に、一人の生活者としてのリアルな実体験を掛け合わせ、読者目線に立った信頼性の高い情報を発信。執筆記事はYahoo!ニュース「経済ランキング」で多数の1位を獲得している。
