執筆者和田 直子編集者 株式会社モニクルリサーチ
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信託報酬は年率0.09372%以内:低コストで米国株式市場にまるごと投資

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬は年率0.09372%以内(税込)です。

100万円を1年間保有した場合の信託報酬は937円程度。一般的なアクティブファンドの信託報酬(年率1〜2%程度)と比べると、その低さは際立ちます。

長期投資において、コストは「確定したマイナス」として毎年積み上がります。利回りが同じでも、コストの差が10年・20年の積み重ねで大きな差を生みます。低コストであることは、長期保有において見逃せない強みのひとつです。

まとめ:米国集中だからこそ「他の資産との組み合わせ」を考えよう

2026年6月末時点のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、純資産12兆2755億円、設定来の年平均利回り約20.5%という実績を持つファンドです。

ただ、銀行員時代に多くのお客さまを見てきた経験から感じるのは、「好調な時期に始めた方ほど、初めての下落で焦りやすい」ということです。

S&P500ファンドは米国株の上昇と円安という追い風を受けて高い実績を上げてきましたが、その分、下落局面での振れ幅も大きくなります。

改めて確認しておきたいポイントを整理します。

  • 高い実績は過去のもの:年平均20.5%というリターンが今後も続く保証はありません。元本割れの局面は必ずあると想定した上で、保有し続けられる金額の範囲で積み立てることが大切です
  • 米国100%集中であることを意識する:S&P500ファンドはリバランスが行われますが、あくまで米国企業の間での調整です。同じeMAXISシリーズのオルカンは米国以外の約37%が日本・欧州・アジアなどに分散されていますが、S&P500はその分散がありません。米国株が下落した場合のダメージはより大きくなる可能性があります
  • 他の資産との組み合わせがリスク分散の基本:S&P500ファンド1本に集中するより、国内債券や金(ゴールド)など値動きの異なる資産を組み合わせることで、特定の相場環境に左右されにくいポートフォリオを作りやすくなります。「全財産を1つのファンドに」は、どのファンドであっても避けておきたいところです
  • 下落しても売らないための準備を:「もし3月のような急落が再び来たとき、自分は持ち続けられるか」を事前にシミュレーションしておきましょう。不安になるようなら、まずは少額から始めて値動きに慣れることをおすすめします

【投資に関するご注意】本記事は、特定の金融商品の勧誘や売買の推奨を目的としたものではありません。投資には元本を割り込むリスクがあります。投資に関する最終的な判断は、必ずご自身の責任において行われるようお願いいたします。

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和田 直子編集者 株式会社モニクルリサーチ

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