中本 智恵
年齢別だけじゃない!厚生年金と国民年金には個人差があるもの
特に厚生年金では、年齢があがるほどに緩やかに平均額が上昇することがわかりました。
年金の受給額は当時の乗率だけでなく、現役時代の加入状況によっても左右されるため、当然ながら同じ年齢であっても個人差が非常に大きくなります。
参考までに、実際にどの程度の個人差があるのかを確認してみましょう。
【男女別】厚生年金の平均月額と受給額の分布
厚生年金の平均額(全年齢)
10/12
出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO&ファイナンス編集部作成
- 〈全体〉平均年金月額:15万289円
- 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
- 〈女性〉平均年金月額:11万1413円
※国民年金の金額を含む
グラフを見ると、幅広い受給額に分布していることがわかります。
男女別に見ると、男性の平均が16万9967円、女性が11万1413円と、約6万円の差がありますね。
【男女別】国民年金の平均月額と受給額の分布
国民年金の平均額(全年齢)
11/12
出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO&ファイナンス編集部作成
- 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
- 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
- 〈女性〉平均年金月額:5万7582円
一方で、国民年金の平均月額は、男女全体および男女別でも5万円台となっています。
分布を見ると「月額1万円未満〜7万円以上」に広がっており、厚生年金ほどには個人差が広がらないようです。
これは、国民年金には満額が定められているためといえます。
なお、最も多いボリュームゾーンは「6万円以上〜7万円未満」であり、多くの人が満額に近い金額を受け取れていることがうかがえます。
地方公務員・保険代理店出身。証券外務員二種保有。自治体で国民健康保険の賦課や高額療養費、退職に伴う年金切り替え等の実務に従事。複雑な社会保障制度に精通し、現在はLIMO編集部で年金・貯蓄・退職金等の金融情報を発信。
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