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【厚生年金と国民年金】”一般的な夫婦世帯”はいくら?自治体窓口で感じた「夫婦の年金を組み立てるとき」3つの視点
太田 彩子
家族の介護を経験した筆者が公的データから紐解く、年金だけではカバーしきれない「特別な支出」のリアル
ここからは、厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」の男女別平均データをもとに、共働き夫婦の年金月額を試算します。
※国民年金部分を含む
もっともスタンダードな「男女とも平均的な会社員」共働き夫婦の月額は、約28万1380円。
片働きモデル世帯(約23万7000円)を4万円以上上回ります。年間にすると約51万円の差になり、老後の家計にはかなり大きなインパクトです。
共働きでも、妻の勤務先が小規模で厚生年金の加入対象外だった場合、妻は国民年金のみになります。この場合の合算年金は「17万+約5.8万=約22.8万円」と、片働きモデルとほぼ同水準に。
2022年以降の適用拡大でパート層の厚生年金加入対象は広がりましたが、加入していない期間の分は年金額に反映されません。「共働き=自動的に手厚い年金」ではない点は押さえておきましょう。
早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。