【シミュレーション】100万円を投資していたら今いくらになった?
上記の上昇率をもとに、100万円を投資していた場合のシミュレーションをしてみました。
15年前に100万円投資していたら(現地通貨ベース)
- センセックス(インド):約415万円
- S&P500(米国):約580万円
- 日経平均(日本):約746万円
15年前の投資では、インド株でも約415万円と4倍超のリターン。決して悪い数字ではありませんが、同期間に米国株は約580万円、日本株は約746万円になっており、先進国株の強さが際立ちます。
先進国株の急伸がインド株の「新興国プレミアム」を大きく上回った形です。
「円建て」で見ると…
ここまでは現地通貨ベースの比較です。しかし、私たちがNISAなどで実際に投じた資金が手元に戻るとき、リターンは「為替(円安・円高)」の影響を大きく受けます。
S&P500(米国):歴史的な円安が「11倍超え」を後押し
15年前(2011年ごろ)の為替レートは「1ドル=70円台」という歴史的な円高水準でした。
そこから現在にかけて大きく円安が進んだことで、現地通貨ベースのリターンに「為替ブースト」が加わっています。
円建てで試算すると、100万円の投資は1100万円以上(11倍以上)に大化けする計算です。
センセックス(インド):緩やかな円安効果で約4〜5倍
インドルピーも対円で緩やかな円安効果はありますが、米ドルほどの爆発力はありません。
円建てで試算すると、100万円の投資は約430〜460万円(約4〜5倍)程度にとどまります。
為替を加えると、米国株の「1強」がより鮮明に
日本人が実際に「円」で手にする運用結果で比較すると、米国株のリターンがインド株をさらに大きく引き離します。
一方で、これは裏返すと今後「円高」に振れた局面では同じ仕組みでマイナスの影響を受けるリスクがあることも意味します。
為替は誰にも正確には読めません。だからこそ、通貨分散の観点からも複数の国・地域への分散投資は引き続き重要です。
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三菱UFJ銀行・三井住友信託銀行で15年以上のキャリアを築き、自身も20年以上の投資経験を持つ。現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『LIMO』でお金に関する記事を企画・執筆・監修中。
PROFILE
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。社内表彰歴多数。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。現在は、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、および専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて、企画・執筆・編集・監修を幅広く担当している。
金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、NISAや投資信託をはじめとするファイナンス領域を主軸に、その土台となる年金制度や社会保障、住宅ローン、相続まで横断的に分かりやすく解説。
