70歳代ふたり以上世帯の貯蓄、平均と中央値から見える格差の実態
J-FLEC(金融経済教育推進機構)が公表した「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」を基に、70歳代・二人以上世帯における金融資産の保有状況を見ていきましょう。
※ここでの金融資産は、預貯金のほか、株式、投資信託、保険商品などを含みますが、日常的な支払いに利用する普通預金残高は対象外です。
70歳代の貯蓄額(二人以上世帯)
70歳代・二人以上世帯の平均貯蓄額は2416万円です。
しかし、平均値は一部の富裕層に引き上げられる傾向があるため、より実態に近い中央値(1178万円)の確認も重要になります。
多くの世帯がこの1100万円台の周辺に位置していると推測できます。
貯蓄額の分布を詳しく見ると、金融資産非保有(10.9%)を含む「200万円未満」の世帯が合計で20.5%を占める一方、「3000万円以上」の金融資産を持つ世帯も25.2%にのぼり、老後の資産状況には明確な格差がうかがえます。
1000万円以上の資産を持つ世帯が全体の半数近くを占めるなど、同年代であっても家計のゆとりには大きな違いが生まれています。
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証券外務員二種・相続診断士。早稲田大学卒。官公庁の一次資料分析に基づく「お金と暮らし」の記事を執筆。15年の書籍校閲経験をいかした確かなファクトチェック力が強み。家族の認知症介護の経験も交え、これから介護に向き合う読者の暮らしがより良くなるような、リアルで信頼できる情報をお届けします。
PROFILE
【保有資格】 二種外務員資格(証券外務員二種)、相続診断士、認知症介助士
【経歴】 早稲田大学第一文学部卒。15年以上の書籍校閲経験で培ったファクトチェック力を武器に、現在は金融メディア『LIMO』にて年金・貯蓄をメインとするパーソナルファイナンス記事の編集・執筆を担当。厚生労働省、金融庁が公表する一次データの分析記事を得意とする。長年の紙媒体で培った編集力と、自身の家族介護の実体験を掛け合わせ、「お金とくらし」にまつわるリアルで信頼性の高い情報を読者目線で発信している。
