株主優待の「7%」と「良品週間」の「10%」は併用できる?
無印良品でお得に買い物をする方法として、株主優待とあわせてよく知られているのが、会員向けセール「良品週間」です。
期間中はMUJI passportの提示で10%オフになります。
ここで押さえておきたいのが、株主優待の「7%割引」と、良品週間の「10%オフ」は併用できないという点です。
割引率だけを見れば良品週間の10%が大きく、株主優待の7%は良品週間以外の時期に活きてくる、という棲み分けになります。
株主優待と「MUJI Card」はどちらがお得?
もう一つ、無印良品での買い物でよく比較されるのが、クレジットカードの「MUJI Card」です。両者は性質が異なります。
MUJI Card自体には買い物割引はありません。
国内の無印良品店舗で使うと100円ごとに1ポイント(無印良品で使える「ポイント」)が貯まり、加えて1,000円ごとに永久不滅ポイントが3倍、セゾンポイントモールを経由してネットストアを利用すると最大4倍まで貯まる仕組みです。
つまり「割引」で選ぶなら株主優待、「ポイント還元」を重ねたいならMUJI Card、という整理になります。
優待 vs MUJI Card
良品計画の株主優待(100株保有)
元手資金を投資して、常に高い割引率の恩恵を受けるルートです。
- 割引・還元:いつでもお買い物が 7%割引
- 初期費用(投資額):38万1,200円(2026年7月8日終値ベース)
- 維持コスト:なし(ただし株価の変動リスクあり)
- 利用開始の時期:次回権利確定は8月末(手元に届くまで数カ月のタイムラグあり)
- 直近のアップデート:2026年2月権利分より、店舗だけでなくネットストアでも利用可能になりました
MUJI Card(セゾン・Visa)
リスクゼロで入会し、ポイント還元と定期的なプレゼントを受け取るルートです。
- 割引・還元:永久不滅ポイントが3倍(還元率約1.5%)+無印良品ポイントが貯まる
- 初期費用:0円
- 維持コスト:実質無料(※年1回も利用がない場合は1,650円の年会費が発生)
- 利用開始の時期:カード申し込み後、発行されればすぐ利用可能
- 限定特典:新規入会で1,000ポイント、さらに毎年2回(5月・12月)に各500ポイント(計1,000ポイント)を付与
各ルートの特徴と選び方の基準
それぞれのルートの強みと注意点をみていきましょう。
株主優待ルートの強みは?
2026年2月権利分から「MUJIアプリ」での電子クーポン化が始まり、ネットストアでも7%割引が適用されるようになった点が最大のメリットです。
店舗に足を運ばなくても、大型家具などを安く購入できるようになりました。
注意点
権利確定からクーポンが手元に届くまで数カ月かかります。
また、約38万円の元手が必要なため、株価の下落リスクも考慮する必要があります。
なお、無印良品週間(10%オフ)など、他の割引サービスとの併用はできません。
MUJI Cardルートの強みは?
投資リスクを負うことなく、持っているだけで毎年計1,000円分のポイントがもらえるため、ライトユーザーでも確実に得をします。
注意点
年に1回も決済がないと1,650円の年会費がかかってしまいます。
年に最低1回、靴下やカレー1つでも良いので、このカードで決済することを忘れないようにしてください。
どちらを選ぶべきか(損益分岐の目安)
MUJI Cardは保有しているだけで毎年1,000ポイントが手に入ります。
株主優待の「7%割引」でこの1,000円分の価値を超えるには、年間で約14,300円以上のお買い物をするかどうかが境目となります(※)。
年間15,000円以上の利用がある、または家具などの大型購入予定があるなら、株主優待の破壊力が勝ります。
そこまでの金額は使わないが、コストをかけず定期的にお得感を得たいなら、MUJI Cardが最適な選択肢となります。
※ 配当は含めないものとします
フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
