週明け6日の東京株式市場は、日経平均株価が一時7万円台を回復したのちに急落するなど、上下に乱高下した末に小反落で取引を終えました。
過熱感が意識された半導体・AI関連株に利益確定売りが先行した一方、低PBR(株価純資産倍率)などのバリュー株が物色され、小売りやエンタメ関連セクターに資金が流入しました。
主要ハイテク銘柄に加え、フジクラやJX金属といった電線・素材株も上値の重い展開となるなか、力強さを見せたのが日立製作所(6501)です。
同社株は前営業日比+4.12%(終値4,805円)と大きく反発し、この日の最高値で取引を終える「高値引け」となりました。
背景には、次世代の成長トレンドである「フィジカルAI」の代表格として、押し目買いを入れる動きがあったもようです。
それでは、同社の本日の詳細な動きや、過去1年間の株価チャート・値動きを詳しく見ていきましょう。
日立製作所(6501)の7月6日終値は「4,805円」
以下は、6日の取引概況です。
- 株価(終値):4,805円
- 前日比:+4.12%
- 始値:4,699円
- 高値:4,805円
- 安値:4,682円
- 出来高:11,352,800株
- 時価総額:21,793,371百万円
- 売買代金:54,023百万円
- PER(会社予想):25.44倍
- PBR(実績ベース):3.29倍
終値は4,805円と、この日の高値で取引を終えました。
次に日立製作所株の1年間の値動きをチェックします。
日立製作所(6501)の年間チャートをチェック
同社株は、世界的なAIデータセンター需要の爆発や送配電(電力グリッド)事業への高い評価を背景に、2025年9月4日に期間内安値となる3,822円を付けた後、強力な上昇基調へ転じました。
10月末の好決算なども追い風に5,000円の大台を突破すると、買いの手はさらに加速し、2026年2月10日には上場来高値となる6,039円と、大台を記録しました。
しかしその後は、ハイテク株全体の利益確定売りの波に押され急調整を余儀なくされ、3月末には一時4,388円まで急落。
4月27日の通期決算発表を挟んでは、市場の期待と警戒感が交錯し、一時5,422円まで買い直される場面があったものの、直後には4,800円割れまで急反落するなど、荒い値動きが続きました。
5月下旬に再び5,375円まで反発したものの、6月に入ると半導体・ハイテク銘柄の全体的な調整地合いに連れ安し、6月30日には直近安値となる4,422円(終値4,471円)まで再び落ち込みました。
日本株全体は半導体や生成AI関連銘柄が相場を牽引しつつも乱高下を繰り返すなか、日立製作所をはじめとするインフラ・重電関連株には、これまでの急ピッチな上昇に対する過熱感から、利益確定売りが入りやすい状況が続いていました。
6月下旬以降、株価は4,400円〜4,600円台の狭いレンジ内でもみ合う展開が続いていましたが、足元では「フィジカルAI」や「電力インフラの供給制約」といった実需テーマが改めて意識され、ようやく緩やかに下値を切り上げる上昇基調へとシフトしています。
目先の注目材料としては、7月29日に2027年3月期第1四半期決算が予定されています。
日立製作所株の年間チャート
日立製作所(6501)の第2四半期末の配当予想は「28円」
最後に日立製作所のこれまでの配当金の推移と配当予想を確認しましょう。
日立製作所の配当金の推移と配当予想
- 2025年3月期(年間配当):43円
- 2026年3月期(年間配当):50円
- 2027年3月期(第2四半期末)予想:28円
まとめにかえて
今回は株価や配当利回り、優待などをご紹介しました。 数ある金融商品の中でも、株式投資はハイリスク・ハイリターンです。
株式投資を考えるうえでは株価や優待、配当金、業績、今後の見通しなども確認するとよいでしょう。
しっかりと情報収集をおこない、自身のリスク許容度をしっかりと把握した上で、ご自身で納得のいく運用を検討してください。
参考
免責事項
本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
