まとめ:「オルカン」と「S&P500」の「両方もち」はアリかナシか?
「オルカン」と「S&P500」の「両方もちは、目的や仕組みを理解しているならアリです。
ただし、オルカンの約6割は米国株が占めているため、両方もちにすると「資産の大半が米国株に偏る」という点は認識しておく必要があります。
この戦略が自分に適しているかは、以下の4つの視点で判断すると良いでしょう。
①基本は世界へ分散しつつ、米国の成長力にも厚めに投資したいという明確な意思があるなら、2つの購入比率を調整して保有するのは有効です。
②預貯金などの安全資産が十分にあり、投資対象が米国株以外のファンドや日本株などを保有しているなら、リスク資産のコアとして「両方もち」にしても全体のバランスは保てるでしょう。
③20〜30年の長期運用なら、時代の変化に合わせて自動で国別比率が変わるオルカンが安心かもしれません。逆に10年程度の中短期なら、現在の米国の強さに期待してS&P500を高めに持つという選択肢もあります。
④毎月定額の「積立」なら時間の分散が働きますが、まとまった資金を投じる「一括」の場合は、購入タイミングによる米国集中リスクをより慎重に見極める必要があります。
「両方もち」にするにせよ、一方に絞るにせよ、最も大切なのは「これなら市場が荒れたときでも、迷わず10年、20年と投資を続けられる」という自分なりの納得感です。
ご自身のライフプランやリスク許容度に合わせて、最適なバランスを見つけてみてください。
【免責事項】
投資にはリスクが伴います。
本記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
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三菱UFJ銀行・三井住友信託銀行で15年以上のキャリアを築き、自身も20年以上の投資経験を持つ。現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『LIMO』でお金に関する記事を企画・執筆・監修中。
PROFILE
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。社内表彰歴多数。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。現在は、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、および専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて、企画・執筆・編集・監修を幅広く担当している。
金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、NISAや投資信託をはじめとするファイナンス領域を主軸に、その土台となる年金制度や社会保障、住宅ローン、相続まで横断的に分かりやすく解説。