「世帯年収3000万円」が分岐点!富裕層に共通する4つの消費行動
多額の税を負担する高所得者層は、所得が増えるにつれてライフスタイルや価値観に変化が見られます。博報堂富裕層マーケティングラボの「新富裕層調査2025」によると、「世帯年収3000万円」というラインを境に、意識や消費行動が大きく変わることが明らかになっています。
具体的には、以下のような4つの変化が起こります。
投資のリスク資産化
世帯年収別の保有資産(金融資産・現物資産)
手堅い預貯金などにとどまらず、暗号資産(21.8%)やアクティブファンド(市場平均を上回る運用成績を目指す投資信託・20.9%)などのリスク資産へと投資の幅を広げます。
「時間」と「健康」への徹底投資
タイパ(タイムパフォーマンス=時間対効果)を追求し、家事や育児を専門のサービスに任せる「外注志向」が強まります。
次世代への教育投資
子供に対する「海外留学志向」が顕著になり、教育への投資を惜しまない傾向があります。
ストーリー消費
単に高価なものを買うのではなく、商品の背景にある歴史や文化、企業理念などのストーリーを重視して消費を選択します。
このように、一定の収入水準を超えた層の消費行動は、単なる贅沢ではなく、自身の「資産」や「時間効率」を最大化するための合理的な選択であるといえます。
まとめにかえて
今回は、日本の所得税の負担割合と、高所得者層の人数分布や消費行動について解説しました。日本の税収の約9割を、全体の約2割の人が支えている現状をご理解いただけたかと思います。これから収入アップを目指す方は、税負担が重くなる前にiDeCo(個人型確定拠出年金)やNISAなどを活用した賢いお金の管理方法を学び、必要に応じて税理士やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談して正しい知識を蓄えていきましょう。
筆者が前職で営業の仕事をしていた時も、「税金が高くてね…」と不満をもらすお客様はいらっしゃいました。ただ、今はいろいろと調べると税金の負担を軽減する制度などがいろいろとあります。もし、税金の負担などが重荷だなと感じる場合は、税理士など専門の方に相談して賢いお金の管理方法や運用方法について知識を蓄えましょう。
日本生命保険相互会社出身。元マネースクール講師、現役FP(CFP®・1級FP技能士)でJ-FLEC認定アドバイザー。保険から年金、資産運用まで幅広い知見を持ち、「お金の先生」としてLIMO&ファイナンス編集部にてわかりやすく信頼できる記事をお届けします。

税金の負担を減らす「節税」の知識を持つことは、資産形成において非常に重要です。しかし、税金を減らすことだけを目的とするのではなく、「浮いたお金を自分の人生のどのような目標に使いたいか」をセットで考えることが大切です。ご自身の理想のライフスタイルから逆算して、無理のない範囲で資産管理の仕組みづくりを始めてみてはいかがでしょうか。