短期間で上下に大きく振れた1週間
古河電工の株価は、直近1週間だけを見ても値動きの荒い展開が続いていました。7月28日から31日にかけては3,277円から2,772.5円まで下落したあと、3,145円まで一気に切り返すという急な上下動があり、7月31日には出来高が前日の2倍超に膨らんでいます。8月3日は3,200円で終え、そこから8月4日は一段と上値を伸ばす形になりました。
4日の値動きは、始値3,250円から一貫して値を上げる展開となり、高値3,585円は取引終了直前の15時24分につけています。終値は前日比366円高(+11.44%)の3,566円で、ほぼこの日の高値圏で取引を終えた形です。出来高は3,000万株を超えています。
バリュエーションで見る今の株価水準
8月4日終値の3,566円をもとにした指標では、PER(会社予想、連結)は30.59倍、PBR(実績、連結)は6.02倍、配当利回り(会社予想)は0.62%となっています(1株配当は22.00円を予想)。年初来高値は5月27日につけた6,241円、年初来安値は1月9日の965円で、現在の株価はその範囲のなかでも高値圏に近い水準まで戻してきていることになります。
8月6日の決算発表後は値動きが荒くなる可能性も
短期間で株価が大きく上昇している分、8月6日に発表される第1四半期の内容次第では、期待が先行していた分の利益確定売りが出やすくなる面もあります。業績の進捗度合いや、経営方針説明会で示される内容が市場の期待に届かなかった場合、値動きが上下どちらの方向にも大きくなる(ボラティリティが拡大する)可能性がある、という指摘も市場では出ています。
逆行高が続いているからといって、この後も一方向に上昇し続けると決まっているわけではありません。8月6日の発表内容を確認したうえで、あらためて株価の反応を見ていくのがよさそうです。
参考
免責事項
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
