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60歳代・70歳代「ふたり以上世帯の貯蓄」平均いくら?年金・介護費用から見る老後家計のリアル

「口座凍結されたらどうしよう…」ずっと不安でした。介護経験者が語る《親が元気なうちにやっておきたいこと》

執筆者熊谷 良子編集者
17:16

【筆者の場合】親の介護で直面した「お金」と「施設探し」の現実《親が元気なうちにやっておきたいこと、とは?》

統計データだけでは見えにくいリアルな現場の問題として、筆者自身の介護経験をお話ししたいと思います。

一人暮らしの母を近距離で通い介護していましたが、母が認知症を発症し、在宅介護で乗り切るつもりだった私の計画はいつしか限界を迎えました。

いざ老人ホームを探し始めたとき、私を襲ったのは「母のお金だけで費用をまかなえるか」という以前の問題。

最も恐ろしかったのは、「そもそも母の資産を活用できるのか」ということです。

もし金融機関に認知症を察知されて口座が凍結された場合、目の前の費用すら引き出せなくなります。

さらに、「苦労して施設に入居できても、母に合わず退去通告を受けたらどうしよう」という不安も常に付きまといました。

親が元気で意思疎通ができるうちにこそ、お金の管理方法やいざという時の選択肢について、もっと具体的に話し合っておくべきだったと痛感した出来事です。

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