【筆者の場合】親の介護で直面した「お金」と「施設探し」の現実《親が元気なうちにやっておきたいこと、とは?》
統計データだけでは見えにくいリアルな現場の問題として、筆者自身の介護経験をお話ししたいと思います。
一人暮らしの母を近距離で通い介護していましたが、母が認知症を発症し、在宅介護で乗り切るつもりだった私の計画はいつしか限界を迎えました。
いざ老人ホームを探し始めたとき、私を襲ったのは「母のお金だけで費用をまかなえるか」という以前の問題。
最も恐ろしかったのは、「そもそも母の資産を活用できるのか」ということです。
もし金融機関に認知症を察知されて口座が凍結された場合、目の前の費用すら引き出せなくなります。
さらに、「苦労して施設に入居できても、母に合わず退去通告を受けたらどうしよう」という不安も常に付きまといました。
親が元気で意思疎通ができるうちにこそ、お金の管理方法やいざという時の選択肢について、もっと具体的に話し合っておくべきだったと痛感した出来事です。
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証券外務員二種・相続診断士・認知症介助士。厚生労働省等の一次資料分析や「お金と暮らし」に関する記事を執筆。15年超の校閲経験と自身の介護知見を活かした、正確で信頼性の高い発信に強み。早稲田大学卒。
PROFILE
【保有資格】 二種外務員資格(証券外務員二種)、相続診断士、認知症介助士、日本園芸協会認定ガーデンコーディネーター 【経歴】 早稲田大学第一文学部史学科卒。書籍校閲者として人文・社会系一般書籍や教育教材などの制作に15年以上従事。 現在は金融メディア『LIMO(リーモ)』にて編集・執筆を担当。総務省や厚生労働省などが公表する「一次データ」を読み解く分析記事を得意とする。長年の紙媒体で培った編集力と、自身の家族介護から得たリアルな知見を掛け合わせ、「お金とくらし」にまつわる情報を読者目線で丁寧に発信している。 趣味は俳句とガーデニング。「言葉と暮らしを丁寧に紡ぐこと」をライフワークとしている。