金利1.0%時代を乗り切る!借金が少なく利上げに負けない株の見分け方
日本銀行が政策金利を1.0%まで引き上げた今の時代、会社が抱える「借金の量」が株選びの運命を分けます。
金利が上がると、銀行からたくさんお金を借りている会社は毎月支払う利息の負担が重くなり、利益が減ってしまうリスクがあります。
そのため、これからの時代に選ぶべき強い株は「借金が少なく、手元に現金がたくさんある会社(好財務・高キャッシュ企業)」です。
こうした健康な会社は金利の上昇に影響を受けにくく、浮いたお金で配当金を増やしてくれる安心感があります。
金利上昇局面の株選びのポイント
また、金利が上がると貸出利息で儲けやすくなる「銀行や保険などの金融関連株」も、利上げ時代ならではの強い味方になってくれます。
世の中のニュースで「金利上昇」と聞いても、かつては自分の生活とどう繋がっているのか実感が湧きませんでした。ですが、資産運用を始めてみると、金利の動きが会社や私たちの暮らしに大きな影響を与えることがよく分かります。初心者にとっては、企業の財務状況を個人で分析することは、時間も知識も必要なため難しいと感じられるかもしれません。その場合は、難しい専門分析まで追いかけなくても、まずは身近なニュースに関心を持ちながらお金の置き場所を意識していく姿勢が、これからの時代において自分の資産を守る一歩になります。そこからさらに興味が出たら個別株への投資にも挑戦してみるなど、小さく段階を踏んで投資を行っていくスタイルであれば、初心者の方でも安心して取り組めるかと思います。
ドル円163円時代の追い風に乗る!円安で利益が伸びる株の特徴
ドル円が163円台という歴史的な円安が定着している現状は、特定の会社にとって強力な追い風(大きなチャンス)になります。
一番のメリットを受けるのは「自社の商品を海外で売って、外貨(ドルなど)で稼いでいるグローバル企業」です。
海外で稼いだ1ドルは、日本円に換算したときに163円という大きな金額になって会社に入ってくるため、自動的に業績がよく見え、配当金や株価が上がりやすくなります。
円安円高の説明
さらに、日本円が安くなったことで「日本へ遊びに来る外国人観光客がたくさんお金を使ってくれるインバウンド関連企業(ホテル、鉄道、レジャーなど)」も、円安の波に乗って成長しやすい注目の種類です。
身の回りの食料品などが値上がりするのは円安のつらいところですが、海外で稼ぐ会社の株を自分の資産に組み込んでおけば、「円安のおかげで株価や配当が増えた!」という形で、生活のダメージを相殺することができます。円安の波を味方につける工夫をしてみてくださいね。
食料品など身近なものの値段が上がったというニュースを聞くたびに、「円安はモノの値上がりに繋がって困るもの」とネガティブに捉えてしまうという方も多いのではないでしょうか。けれど、為替には表裏のメリット・デメリットがあり、円安の波を味方につけて成長する企業の仕組みを知ることで見方が大きく変わります。物価上昇で持っているお金の価値が減るリスクに備えるためにも、世の中の変化を冷静に見つめ、自分に合った資産防衛策を整えていく大切さを私自身も実感しています。
株式投資で今すぐ試したいアクションと気をつけたい注意点
ここまで株式投資の種類や、今の市況に合わせた賢い株の選び方をお話ししてきました。最後に、株式投資に取り組むあなたが今日からすぐ実践できるアクションと、心がけたい注意点をまとめておきますね。
株式投資で今すぐ試したいアクションと注意点
今すぐ試せるアクション
- NISA口座を作ってみる: 株式投資で得た利益に税金がかからなくなるお得な制度(NISA)を、証券会社のアプリなどで申し込みましょう。
- まずは1株やETFで体験してみる: いきなり数万円〜数十万円を投じる必要はありません。数百円で買える単元未満株(1株投資)やETFで、まずはお買い物の感覚で1つ買ってみましょう。
- 身近な企業の「海外売上」や「借金の少なさ」をチラッと調べる: ニュースや証券アプリで、「海外でも売れているかな?」「手元にお金があるかな?」という目線で企業を眺めてみてください。
気をつけたい注意点とストレスのないお付き合い
- 1つの会社にお金を集中させない: どれだけ魅力的に見えても、1社だけにお金を全部かけると、その会社の業績が悪くなったときに大変です。いくつかの会社やETFにお金を分けましょう。
- 「生活防衛資金」はしっかり残しておく: 事故や病気、急な出費に備えて、数ヶ月分の生活費や近いうちにつかうお金は銀行に置いたままにし、当分使う予定のない「余剰資金」で投資を楽しみましょう。
- スマホの画面を毎日見すぎない: 株を買うと株価の動きが気になって何度も画面を見てしまいがちですが、短期的な上下に一喜一憂すると心が疲れてしまいます。「毎月決まった日にコツコツ買い足す」ような距離感を保ち、ゆったりとした気持ちで成長を見守りましょう。
円安や物価高が進む時代だからこそ、無理のない範囲で株式投資を味方につけて、安心できる未来の資産を作っていきたいですね。まずは小さな一歩から、はじめてみませんか?
資産運用について知り始めた当初は「失敗したらどうしよう」という焦りや不安がゼロではありませんでした。ですが、まずは生活に必要な資金をしっかり残したうえで、新NISAなど自分に合った制度を活用しながら小さな一歩を踏み出すことが、一番の安心に繋がると気付きました。日々の値動きに振り回されることなく、ゆったりとした気持ちで長く付き合える距離感を保つことが、心地よい資産づくりの秘訣だと捉えています。
参考資料
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
- 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。
- 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
- 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
元独立系ファイナンシャルプランナー会社勤務。証券外務員二種・産業カウンセラー資格保有。FP会社で年間数百名の資産運用や投資を考えるお客様と接した経験をもとに、資産運用や投資を行ううえで生じる心理メカニズムや作用に配慮した、初心者でも安心して始められる情報発信を心がけている。
