【老後】赤字の家計収支にどう備えるか。私的年金や貯蓄が鍵に
リタイア後の生活費は、二人以上世帯も単身世帯も赤字でした。現役時代に比べると年金生活では収入が減るため、赤字というご家庭も少なくないでしょう。
赤字の補填の基本は貯蓄ですが、毎月貯蓄を取り崩す不安も感じるもの。選択肢としては「私的年金で公的年金に上乗せして備える」という方法もあります。
たとえばiDeCoや個人年金保険、国民年金のみの方は国民年金基金などを利用して、公的年金にプラスで毎月もらえる私的年金で備えるといいでしょう。私的年金の場合、毎月決まった金額が入ってくるわけですから、老後の家計管理はやりやすくなります。
もちろん貯蓄で備えるのも一つです。預貯金のほか、新NISA制度を利用して資産運用を行って備える方法もあります。
新NISAで初心者の方がはじめやすいのは積立投資です。積立投資は投資信託などに投資し、価格の変動があるためリスクはあります。ただし毎月一定額を買い付ける積立投資の場合、「高いときには少なく、安いときには多く」買い付けるため、長期間運用を続けることで価格が平準化され、リスクが軽減できる場合もあります。
投資といってもどのような金融商品や国に投資するのか、投資方法は一括投資か積立投資かでリスク・リターンは異なります。大切なのは「自分に合ったリスク許容度はどれくらいか」を把握し、それにあった運用をおこなうことでしょう。
ただし、貯蓄については老後の取り崩しペースも計算しておきたいところ。特に老後を迎えたら、毎月いくら取り崩すのかは決めておき、それ以上取り崩すことがないよう管理するとよいでしょう。あわせて旅行や趣味、リフォームや車・家電の買い替え、病気や介護といった特別にかかる費用も計算し、備えたいものです。
老後資金対策は確認すべき点が多いですが、一方で調べることで具体的な金額がわかったり、シミュレーションもできたりするため、一つずつ具体的にすることで不安を和らげることもできます。
はじめに確認した通り日本の平均寿命はのびており、老後が数十年となる場合があるからこそ、具体的な計画が大切です。まずはご自身の現状把握からしてみてはいかがでしょうか。
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PROFILE
2022年より株式会社モニクルリサーチに所属。企業財務や金融ニュースの深掘り記事を精力的に発信し、読者の客観的な事実判断をサポートしている。
以前は第四銀行(現・第四北越銀行)やオリックスで中小企業融資に携わった後、DZHフィナンシャルリサーチやフィスコにて日本株アナリストとして活躍。上場企業の決算・M&A分析、IPO企業の初値予想レポートなどを多数執筆した。
さらに財務アドバイザーとして資金調達やIRコンサルティングも主導。経済情報番組「日経CNBC」への出演やリフィニティブへのレポート寄稿など、メディアを通じた相場解説の実績も豊富に持つ。
