元証券会社が指摘する「ほったらかし投資」で気をつけたいこと
積立の設定をしておけば手間は少なくて済み、特に初心者の方には向いていますが、「ほったらかし」だからこそ知っておきたい注意点もあります。
積立投資は一度設定すればほったらかしてしまいがちですが、投資である以上、元本割れのリスクは避けられません。特に短期間であったり相場が大きく下落したりした場合には、元本を下回る場合もあります。
ただし、基本的に積立投資は長期間運用を継続することで資産を築くことを目的としておりますので、価格が下落しても慌てて売却して後から後悔することがないようにはしたいもの。商品によってリスクは異なるので設定する前に内容を十分に確認したり、相場が動いたときに自分はどうするかを事前に考えたりしておきましょう。
また、その時々の家庭や仕事等の状況によって、投資できる金額は変動するもの。無理な運用とはならないよう、ライフイベントの変化などが起きたら積立額を見直すといいでしょう。
基本的には生活費とは別の余裕資金で、長期・分散・積立をすれば、日々の値動きに一喜一憂しすぎずに続けやすくなります。とはいえ、ほったらかしといっても年に一度は運用状況を確認し、必要があれば見直しましょう。
預貯金も投資もリスクはある
メガバンクの普通預金金利は8月3日より0.40%となりますが、一方で積立投資で年利3%で運用できた場合にはある程度まとまった利益となることもシミュレーション結果でわかりました。
もちろん投資はリスクはありますし、リスク許容度は家庭によって異なるもの。ただ老後資金を自身で用意する必要性が高まる現代においては、預貯金だけでなく、資産運用も選択肢の一つになります。まずは自身のリスク許容度について考え、自分の場合は毎月いくら運用できるか、どの投資対象であれば長期間投資したいと思えるかなど、考えてみるといいでしょう。
預貯金で積み立てるとしても、投資信託で積み立てるとしても、両方ともメリット・デメリットやリスクはあります。
両方のメリット・デメリットやリスクを洗い出した上で、ご自身の老後対策を考えてくださいね。
参考資料
野村證券株式会社出身。FP2級・証券外務員一種を保有。国内外株式、投資信託、債券、保険商品まで幅広い資産運用に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集長として記事も執筆。
