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【60〜70歳代おひとりさまの貯蓄額】平均・中央値はいくら?老後の「1カ月の生活費」もみる

老後のひとり暮らし、毎月いくら不足?

執筆者宮野 茉莉子LIMO&ファイナンス編集部 副編集長
05:00

老後のおひとりさま、1カ月の家計収支は?

では、老後のおひとりさまは毎月どのような家計で暮らしているのでしょうか。総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2025年(令和7年)平均結果の概要」によると、65歳以上の単身無職世帯の1カ月の収支は次のとおりです。

  • 実収入:13万1456円(うち年金などの社会保障給付:12万212円)
  • 消費支出:14万8445円
  • 毎月の不足分:▲2万9980円

収入の大半は年金などの社会保障給付です。これに対して、毎月の生活にかかる消費支出は約14万8000円。差し引きで毎月およそ3万円が不足し、足りない分は貯蓄を取り崩して補うのが一般的です。

毎月3万円の不足は、1年で約36万円。仮に20年続くと700万円を超える計算になります。これはあくまで平均値をもとにした単純な試算で、実際の収支は一人ひとり異なります。とはいえ、先ほどの中央値300万〜500万円という貯蓄額と照らすと、年金以外の備えや、無理のない範囲で収入を得る工夫もあわせて考えておきたいところです。

まとめにかえて

60歳代・70歳代おひとりさまの貯蓄は、中央値でみると300万〜500万円。一方で、65歳以上の単身無職世帯の家計は毎月およそ3万円の赤字となり、不足分は貯蓄でまかなうことになります。物価高が続くいまは、この不足がさらに広がる可能性もあります。

年金などの収入、毎月の支出、そして手元の貯蓄――この3つを一度書き出してみると、自分の家計が今どのあたりにあるかが見えてきます。値上げが続く時期だからこそ、老後の見通しを早めに見据えておきたいですね。

参考資料

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宮野 茉莉子LIMO&ファイナンス編集部 副編集長

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