東証プライムに上場する非鉄金属銘柄のフジクラ<5803>について、2026年4月3日から2026年7月3日まで保有した場合の株価推移や変動率について紹介します。
あわせて、フジクラの直近の2026年3月期決算の概況も簡単に振り返ります。
※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
それでは早速見ていきましょう。
フジクラの3か月間の株価推移
フジクラの株価は、2026年4月3日の4,616円から2026年7月3日の5,358円へと推移しました。
起点からは742円(+16.1%)上昇した格好です。
3か月間の平均値は5,455円、最高値は2026年5月13日の7,855円(平均値との乖離率+44.0%)、最低値は2026年6月11日の4,142円(平均値との乖離率-24.1%)となっています。
- 起点(2026年4月3日):4,616円
- 終点(2026年7月3日):5,358円
- 期間平均値:5,455円
- 期間最高値(2026年5月13日):7,855円(平均値との乖離率+44.0%)
- 期間最低値(2026年6月11日):4,142円(平均値との乖離率-24.1%)
フジクラの直近の2026年3月期決算
フジクラが2026年5月14日に発表した2026年3月期決算は、売上高1兆1,823億円(前年同期比+20.7%)、営業利益1,887億円(同+39.2%)、純利益1,571億円(同+72.5%)でした。営業利益・純利益はともに増益となりました。
- 売上高:1兆1,823億円(前年同期比+20.7%)
- 営業利益:1,887億円(前年同期比+39.2%)
- 純利益:1,571億円(前年同期比+72.5%)
- EPS:94.93円
フジクラの直近の連結決算は、売上高が前期を上回り、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ前期を上回りました。
情報通信事業部門では、生成AIの普及・拡大を背景としたデータセンタ向けの需要が引き続き伸長したことにより、増収増益となりました。
一方、エレクトロニクス事業部門では、川下におけるサプライチェーン問題の発現に加え、競争の激化やタイバーツ高によるコスト増加が重なり、減収減益となりました。
自動車事業部門では、当期に売価転嫁できない銅価の高騰による影響があったものの、一過性のインフレ影響等の売価への反映が進み、増収増益となりました。
エネルギー事業部門では、出荷の増加や売価の改善、銅価の高騰に起因するデリバティブ評価益により増収増益となり、不動産事業部門でも賃貸収入等により増収増益となりました。
部門ごとに増減の要因は異なりますが、全社の増収増益は情報通信事業部門の需要拡大が寄与したものと考えられます。
事業等のリスク
フジクラは製品が主としてインフラ用や最終消費財の部品等であることから、景気循環や各市場の設備投資動向、競合環境、顧客の購買政策の変化といった需要動向が大きなリスクです。
また、海外での生産・販売を含む事業構成を背景とした為替レートの変動、資金調達に伴う金利の変動、原材料や希少資源の調達、銅をはじめとする原材料・エネルギー価格の変動も挙げられます。
これらは、国内外で事業を展開する同社の事業特性やサプライチェーンの状況を反映したものと考えられます。
フジクラの3か月間の株価まとめ
3か月間のフジクラは、4,616円から5,358円へと742円(16.1%)上昇しました。
期間平均値は5,455円で、最高値7,855円(平均値との乖離率+44.0%)・最低値4,142円(同-24.1%)のレンジで推移しました。
直近の2026年3月期決算では、売上高1兆1,823億円・営業利益1,887億円・純利益1,571億円で着地しています。
株式投資において、日々更新される情報をリアルタイムに追うことは重要ですが、今回ご紹介したように時間軸を決めて過去を振り返ることも投資のヒントにつながります。
ぜひ参考にしてみてください。
【免責事項】
- 投資にはリスクが伴います。
- 本記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
オリックスなどの国内金融機関出身。日本株アナリストおよび財務アドバイザーとして決算分析や資金調達を主導。「日経CNBC」出演などメディアを通じた相場解説の実績も豊富。企業財務に精通し、現在はモニクルリサーチで金融ニュースの深掘り記事を発信。
