長井 祐人
【夫婦の老後】働き方の組み合わせで最大18万円の差!受給額をシミュレーション
これまでは個人の働き方に応じた受給額の目安を見てきましたが、「夫婦2人分を合わせるとどうなるのか」気になる方もいるでしょう。
そこで、前の章で紹介した5つのパターンを使い、夫婦の働き方の組み合わせ別に受給額の合計を試算してみます。
共働き・専業主婦世帯・自営業、世帯別の年金受給額
- 【会社員同士の共働き夫婦】…約31万1400円
(パターン1の夫 17万6793円 + パターン3の妻 13万4640円) - 【会社員の夫+専業主婦の妻】…約25万5000円
(パターン1の夫 17万6793円 + パターン5の妻 7万8249円) - 【自営業・フリーランス夫婦】…約12万5200円
(パターン2の夫 6万3513円 + パターン4の妻 6万1771円)
なお、自営業の夫を持つ専業主婦は、年金制度上、第3号被保険者(扶養対象)にはなれません。
第1号被保険者として自身で国民年金保険料を納付するため、3つ目の「自営業夫婦」のケースに近くなります。
夫婦の働き方の組み合わせ次第で、年金の受給目安額には最大で月額約18万円もの差が生じることがわかります。
ご自身の世帯がどのパターンに近いか、イメージできたでしょうか。
現役世代が今から備えるべきこと:「資産寿命」と「健康寿命」を延ばすには
生命保険文化センターが公表した「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査」によると、夫婦2人が「ゆとりある老後生活」を送るために必要と考える費用は、月額で平均39万1000円でした。
また、「最低限の日常生活」に必要な費用でも月額平均23万9000円とされています。
親の介護などで働き方の選択を迫られるビジネスケアラーが増加する今、老後資金を守るためには「働き続けて厚生年金を増やす」「資産運用で資産寿命を延ばす」といった視点を持つことが、有効な自衛手段となるでしょう。
まずは「ねんきん定期便」を確認し、自分に合った準備を進めていけたら良いですね。
参考資料
早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。
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