神田 翔平
【男女差】公的年金の平均受給額はどれくらい違う?リアルな金額を比較
ここでは、厚生労働省年金局が公表した「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を基に、国民年金と厚生年金の受給額における男女差を確認します。
国民年金の平均受給額、男女差は約4000円
国民年金:男女別月額分布
厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成2/4
【男性】
- 平均受給額…6万1595円
【女性】
- 平均受給額…5万7582円
国民年金は、原則として多くの国民が加入し保険料も一律のため、男女間の受給額の差は4013円と、比較的小さいことがわかります。
一方、厚生年金は現役時代の給与や加入期間によって受給額が大きく変わるため、次にその詳細を見ていきましょう。
厚生年金の平均受給額、男女で約5万8000円の差が生まれる背景
厚生年金保険(第1号):男女別月額分布
出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考にLIMO&ファイナンス編集部作成3/4
【男性】
- 平均受給額…16万9967円
- 受給権者数…1067万9944人
【女性】
- 平均受給額…11万1413円
- 受給権者数…540万5752人
厚生年金の月額受給額は、男女間で5万8554円もの差があります。
また、受給権者の数を見ても、男性が女性の約2倍にのぼります。
この差が生まれる背景には、女性が結婚や出産、育児といったライフイベントを機に退職や休職を選択し、働き方を変えるケースが多いことが推測できます。
その結果、就業期間が短くなったり、給与水準が低くなったりすることが影響していると考えられるでしょう。
現在年金を受け取っている世代が現役で働いていた時代は、今ほど女性の社会進出が進んでいなかったことも一因ですね。
今の現役世代が年金を受給する頃には、こうした統計結果も大きく様変わりしそうです。
早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。
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