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カーブスHD(7085)今年は特別!26年8月に限り配当金と株主優待をダブル増額

「株価は高値圏、強みはどこ?」独立系ファイナンシャルアドバイザーが業績を確認

執筆者若山 卓也IFA/証券外務員資格(証券外務員一種)/資産形成コンサルタント/ファイナンシャルプランナー
06:30

カーブスHD(7085)株価は高値圏、強みはどこ?業績を確認

カーブスHDの株価チャート(日足、1年)

カーブスHDの株価チャート(日足、1年)
出所:著者作成3/4
カーブスHDの株価チャート(日足、1年)

カーブスHDは960円まで上昇(2026年7月31日終値)しており、2022年12月の高値1020円や、2021年4月の上場来高値1072円に近づいてきています。

このまま高値を維持できるのでしょうか。業績から探ってみましょう。

フィットネスジムの成長株、利益は業界トップクラスまで拡大

カーブスHDの業績(2020年8月期~2026年8月期)

カーブスHDの業績(2020年8月期~2026年8月期)
カーブスHDの業績(2020年8月期~2026年8月期)

カーブスHDは2025年8月期まで5期連続の増収増益となり、営業利益は同期間に5.4倍となりました。

進行中の2026年8月期も増収増益の計画で、営業利益は前期比21.4%増となる77億円を予想します。この利益規模は、RIZAPグループおよびコナミグループのフィットネス事業を超える水準です。

【主なフィットネス企業の営業利益/事業利益(2025年度)】

  • カーブスHD:77億円
  • RIZAPグループ(ヘルスケア・美容):59億円
  • コナミグループ(スポーツ):34億円

※カーブスHDは2026年8月期(予想)、その他は2026年3月期
※カーブスHDは日本基準、その他は国際会計基準
※カーブスHDは連結営業利益、RIZAPグループはヘルスケア・美容セグメント営業利益、コナミグループはスポーツセグメント事業利益

柱は物販 FC展開によるスピードと収益力を両立

成長の原動力はFC展開と物販です。

フィットネス事業は通常、入会金や会費などが主な収入となりますが、カーブスHDは売上高の約6割が物販となっています。

FC店舗における会費および入会金は、大部分がFC加盟店の取り分のため、カーブスHD本体に与える影響は小さめです。2026年8月期第3四半期累計では、チェーン売上における会費入会金のうち、カーブスHDの売上高として計上されたのは約12%にとどまります。

一方、プロテインなどの物販はカーブスHDの直販で、全額が同社の売上高に計上されます。さらに、物販の98%は定期購入型であり、収入は安定的です。

2026年2月末時点で「カーブス」の店舗数は2001店舗で、うち1918店舗がFC店舗です。FC展開は出店費用が軽い一方で、直営店より売上が落ちますが、カーブスHDは物販によってこれを解消し、店舗網の迅速な拡大と収益力の両立に成功しています。

カーブスHD(7085)初の自社株買いも材料視 成長の「機会」と「脅威」は?

  • 「競争しない」独自路線が奏功 今後は新業態「メンズ」「身体機能ケア」も強化
  • 拡大フェーズもFC展開で投資軽い、上場初の自社株買いで還元強化
  • ライバル参入には注意 競争勝ち抜く「体力」はついてきた

カーブスHDはシニアにフォーカスする独自路線であり、激しい競争を避けることができています。今後は男性向けの「メンズ・カーブス」や、身体機能の回復を支援する「ピント・アップ」などの業態でも展開し、引き続きシニア向けに注力する方針です。

また、今後も店舗を拡大する方針ながら、FC展開が主軸のため投資負担は小さめです。資金に余裕が生まれやすく、配当性向50%を目安に株主還元にも振り向ける計画を立てています。さらに、2026年7月には初めて自社株買い(自己株式除く発行済株式数の最大3.3%、市場外)も発表しました。

注意したいのはライバルの出現です。高齢化が進む国内において、シニア市場への参入企業は増加することが想定されます。「競争しない」がカーブスの戦略ですが、将来的には競争環境が悪化するかもしれません。

若山 卓也
執筆者若山 卓也IFA/証券外務員資格(証券外務員一種)/資産形成コンサルタント/ファイナンシャルプランナー

カーブスHDの財務レバレッジは2025年8月期で1.94倍と、5年前の4.52倍から余裕が出てきました。資金調達力が改善しており、競争激化時の対応力は高まっています。もっとも、高齢化による市場拡大は続く見通しで、シェアの奪い合いにまで発展しない可能性もあるでしょう。

独自路線による競争回避と、財務体力の両輪がそろっている点は、投資家も評価するところでしょう。先駆者として会員基盤をどこまで伸ばせるか、今後の展開に注目したいところです。

参考資料

免責事項

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
  • 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。
  • 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
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若山 卓也IFA/証券外務員資格(証券外務員一種)/資産形成コンサルタント/ファイナンシャルプランナー

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