執筆者高原 祥子LIMO&ファイナンス編集部記者
19:00

イオン本体【最新決算】1Q営業益33.6%増、過去最高更新もGMS・SMは苦戦

イオンが7月10日に発表した2027年2月期第1四半期決算は、営業収益が2兆9,419億円(前年同期比14.6%増)、営業利益が752億円(同33.6%増)、四半期純利益が138億円(前年同期は65億円の赤字)となりました。

ツルハの連結子会社化による統合シナジーなどもあり 、1Qとして過去最高の営業益を更新しています。

セグメント別では、ヘルス&ウエルネス事業や 、国内外で客数が伸びたディベロッパー・エンターテイメント事業が全体を大きく牽引しました。

一方で、長引く物価高に伴う節約志向や人件費の上昇が響き 、主力のGMS事業とスーパーマーケット事業は営業赤字へ転落し 、明暗が分かれました。

なお、通期の連結業績予想については、前回公表した見通しを据え置いています。

7年・700億円の個人向け社債を準備中

同社は8月7日の条件決定を目指して、7年・700億円のリテール債の需要調査を行っています(仮条件2.700~3.300%)。

これについて、今のところ新たな動きは見られていません。

イオン・イオン九州の株価動向と主要指標

両社の30日終値時点における株価および主要指標は以下の通りです。

イオン

  • 株価(終値):1,423円
  • 前日比:▲1.15%
  • 出来高:13,229,400株
  • PER(会社予想):53.94倍
  • PBR(実績ベース):3.26倍
  • 配当利回り:1.05%

イオン九州

  • 株価(終値):2,841円
  • 前日比:▲0.21%
  • 出来高:25,700株
  • PER(会社予想):14.94倍
  • PBR(実績ベース):1.63倍
  • 配当利回り:1.76%

29日に急増したイオン九州の出来高は通常通りに

イオン九州の29日の出来高は9万5,200株と急増しましたが、30日は2万5,700株と通常のボリュームに戻っています。

【記者コメント】

2026年7月30日の東京株式市場は3営業日ぶりに反発した一方、熊本地震で被災したイオンとイオン九州の株価は小幅に下落しました。

イオン九州では一部店舗で時短営業を実施、イオン本体は今後の業績影響を速やかに開示する方針です。

イオンの第1四半期決算は、ヘルス&ウエルネス等の牽引で過去最高の営業利益を更新したものの、長引く物価高により主力のGMS・SM事業が赤字へ転落し明暗が分かれました。

また、8月条件決定に向け700億円規模の個人向け社債発行準備を進めていますが、こちらについては新たな情報開示などはみられません。

両社の安全確保や復旧動向に引き続き注視が必要です。

参考

免責事項

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
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高原 祥子LIMO&ファイナンス編集部記者

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