「積立投資」とは?
積立投資とは、毎月など決まったタイミングで、一定の金額をコツコツ買い付けていく方法です。値動きのある商品を一度にまとめて買うのではなく、時間を分けて長期間「高いときに少なく、安いときに多く」買いつけることで購入単価を平準化できます。
積立投資とは
誰しも「1番安いときに買って、1番高いときに売りたい」と思いますが、プロでも難しいもの。特に現役世代は仕事や家事育児などで忙しく、毎日経済ニュースや株式市場などをみる時間もとりにくいですし、経験がないと都度売買の判断をするのも難しいでしょう。積立投資であれば買い付けタイミングを分散できるので、忙しい現役世代や初心者の方もはじめやすい投資方法となっています。
新NISAのつみたて投資枠で買えるのは、一定の条件を満たした投資信託に限られます。たとえば、毎月分配型やデリバティブ取引を用いた一定の投資信託などは対象から除かれており、長くコツコツ積み立てることを想定した設計になっています。つまり、初心者の方でも、腰を据えて続けやすい枠だといえるでしょう。
新NISAで積立投資をはじめるときの注意点5つを元証券会社社員が解説
ここからははじめる前におさえておきたい注意点を5つ解説します。
1.長期・積立・分散を基本にし、いつまで積み立てるかを計画する
積立投資は10年、20年…と長期間運用することで資産を形成することを目指します。だからこそ数十年先でも投資し続けたいと思える、自身で納得のいく投資対象選びを行いましょう。
また値動きが気になって短期で売り買いを繰り返すと、積立投資の利点を活かしにくくなるもの。長く続けるほど、時間の分散は効きやすくなります。だからこそ、日々の値動きに一喜一憂しすぎず、コツコツ続けることを基本にしましょう。特に「何歳まで」や「何年間」積み立てるかについては、はじめから考えておきましょう。
2.相場の下落・暴落時の行動を考えておく
投資である以上、値下がりによって投資した額を下回る可能性があります。とくに短期では値動きの影響を受けやすく、はじめてすぐにマイナスになる時期もあるでしょう。また、長く投資を続けていれば、暴落するという局面にあう可能性もあります。
下落や暴落したタイミングで慌てて売却して損をするというケースもあります。はじめから「下落や暴落する可能性はある」と考え、そのときにとる行動を決めておきましょう。
3.生活防衛資金を確保してからはじめ、積立金額はライフイベントに応じて見直す
投資に回すのは、当面使う予定のない余裕資金が基本です。病気や失業など、いざというときの備えとして、生活費の数か月分は預貯金で確保しておくと安心です。あわてて売らずに済むよう、投資と生活資金は分けて考えましょう。また、長い人生、積み立てができる金額は変動しやすいものです。家計の状況により、都度、積立金額を見直すこともしましょう。
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野村證券株式会社出身。FP2級・証券外務員一種を保有。国内外株式、投資信託、債券、保険商品まで幅広い資産運用に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集長として記事も執筆。
PROFILE
東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、投資信託、債券、保険商品などの販売を通じて資産運用コンサルティング業務に従事。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
2024年より株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』の編集長であり、LIMOでも記事を執筆している。
