「還暦=リタイア」は昔の話?働くシニア「60歳代前半の男性8割超、女性6割超」FPが解説する就業とマネー事情
miya227/shutterstock.com
パーソナルファイナンスニュース

「還暦=リタイア」は昔の話?働くシニア「60歳代前半の男性8割超、女性6割超」FPが解説する就業とマネー事情

「還暦人の貯蓄は二極化」平均1343万円・中央値300万円、投資ゼロの人は過半数!

執筆者村岸 理美LIMO&ファイナンス編集部記者
22:00
「還暦=リタイア」は昔の話?働くシニア「60歳代前半の男性8割超、女性6割超」FPが解説する就業とマネー事情
miya227/shutterstock.com

筆者はファイナンシャルプランナーとして、これまで多くのお客様から老後資金やセカンドライフに向けたお金の相談業務をしてきました。その現場で強く感じるのは、「60歳で完全にリタイアする」という選択をする方が年々減っているという事実です。

実際に最新のデータを見ても、多くの方が還暦以降も働き続ける道を選んでいます。本記事では、現代のシニア世代がどのような経済状況にあり、なぜ働き続けるのか、最新の調査データをもとにリアルな実態を紐解いていきます。

「還暦=リタイア」は昔の話?働くシニア「60歳代前半の男性8割超、女性6割超」

内閣府「令和8年版高齢社会白書」では、シニア層が社会で活躍し続ける傾向が明確に表れています。令和7年の労働力人口のうち、65歳以上の割合は13.7%を占めており、長期的にも上昇傾向にあります。

労働力人口の推移

労働力人口の推移
出所:内閣府「令和8年版高齢社会白書 第2節 高齢期の暮らしの動向」

この「長く働く」という社会全体のトレンドは、60歳代前半(60〜64歳)のデータを見るとさらに顕著です。年齢階級別の就業率において、60歳代前半は男性の84.1%、女性の65.8%が就業しており、還暦を過ぎても多くの方が現役として仕事を持っていることが分かります。

これほど多くの方が働き続ける背景には、還暦からのセカンドライフが以前よりずっと長くなったことも挙げられます。簡易生命表によると60歳時点の平均余命は男性約24年、女性約29年。定年や還暦はもはやゴールの標識ではなく、20年以上続くセカンドライフの「新たなスタートライン」と言えるでしょう。

Google で優先するソースとして追加

関連タグ

村岸 理美LIMO&ファイナンス編集部記者

PROFILE