この記事はここがポイント
- すかいらーく(3197)の株価は3か月間で3,295円から3,003円へ8.9%下落。
- 2026年12月期1Q決算は売上1,212億円、営業利益89億円、当期利益55億円の増収増益。
- 2022年12月期に赤字転落後、2期連続増益で業績回復基調。
東証プライムに上場する小売業銘柄のすかいらーくホールディングス<3197>について、2026年4月16日から2026年7月16日まで保有した場合の株価推移や変動率について紹介します。
あわせて、すかいらーくホールディングスの直近の2026年12月期1Q決算の概況も簡単に振り返ります。
※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
それでは早速見ていきましょう。
すかいらーくホールディングスの3か月間の株価推移
すかいらーくホールディングスの3か月間の株価チャート(折れ線グラフ)
すかいらーくホールディングスの株価は、2026年4月16日の3,295円から2026年7月16日の3,003円へと推移しました。
起点からは292円(-8.9%)下落した格好です。
3か月間の平均値は2,874円、最高値は2026年4月16日の3,295円(平均値との乖離率+14.6%)、最低値は2026年6月5日の2,643円(平均値との乖離率-8.0%)となっています。
- 起点(2026年4月16日):3,295円
- 終点(2026年7月16日):3,003円
- 期間平均値:2,874円
- 期間最高値(2026年4月16日):3,295円(平均値との乖離率+14.6%)
- 期間最低値(2026年6月5日):2,643円(平均値との乖離率-8.0%)
すかいらーくホールディングスの直近の2026年12月期1Q決算
すかいらーくホールディングスの2026年12月期1Q決算は、売上収益1,212億円(前年同期比+8.6%)、営業利益89億円(同+17.0%)、当期利益55億円(同+27.0%)でした。営業利益・当期利益はともに増益となりました。
- 売上収益:1,212億円(前年同期比+8.6%)
- 営業利益:89億円(前年同期比+17.0%)
- 当期利益:55億円(前年同期比+27.0%)
- EPS:24.29円
店舗中心経営の深化と、メニュー・プロモーション戦略の推進による既存店成長を重点戦略として、ガストではメニュー改定に伴いグランドメニューを固定化し、従業員の調理習熟度が高まり、提供品質と生産性が向上しました。
メニュー・プロモーション戦略では、消費者の節約志向と体験価値重視という嗜好の二極化に対応し、低価格帯の小皿料理の拡充や、有名シェフ・人気IPとのコラボレーションを行いました。
宅配では、自社配達に加えてパートナー企業を活用し、配送効率の向上を図りました。これらの施策により客数と客単価がともに伸び、既存店売上高の増加につながりました。
店舗運営の改革とメニュー・プロモーションの施策が、増収と増益を支えたとうかがえます。
事業等のリスク
直近の有価証券報告書の「事業等のリスク」では、経済状況の変化や個人消費の低迷、外食・中食・内食における他社との競合、消費者の嗜好の変化が示されています。主力ブランドであるガストの支持が得られない場合の影響も挙げられています。
食品に関しては、集団食中毒などの食品事故の発生、食材・間接材の調達困難や価格高騰、為替変動が示されています。また、労働関連法規制への対応や人件費の上昇といった労務関連、人材の確保、店舗の不動産賃借に関するリスクも挙げられています。
さらに、商標などの知的財産権、風評被害による社会的信用の毀損、個人情報の漏洩、法規制、人権問題、M&Aに関するリスクも挙げられています。
全国に多数の店舗と拠点を展開し、原材料を国内外から調達することを背景に、食品の安全・調達や店舗運営、人材に関わるリスクが幅広く整理されているとうかがえます。
すかいらーくホールディングスの直近5年業績トレンド
すかいらーくホールディングスの売上収益・営業利益・当期利益の5年推移
すかいらーくホールディングスの過去5期分(2021年12月期〜2025年12月期)の主要業績数値は以下の通りです。
- 売上収益:2,645億円 → 3,037億円 → 3,548億円 → 4,011億円 → 4,577億円
- 営業利益:182億円 → -55億円 → 116億円 → 241億円 → 299億円
- 当期利益:87億円 → -63億円 → 47億円 → 139億円 → 167億円
2022年12月期は営業損益・当期損益ともに赤字となり、営業利益は赤字転落・当期利益も赤字転落となりましたが、2023年12月期は営業利益・当期利益ともに黒字転換、以降2期連続で増益となっています。
すかいらーくホールディングスのEPS・BPSの5年推移
- EPS:40.77円 → -28.00円 → 21.01円 → 61.38円 → 73.62円
- BPS:730.37円 → 693.22円 → 713.36円 → 762.07円 → 824.46円
すかいらーくホールディングスのCAGRと業種内比較
3年間(2022年12月期→2025年12月期)の複利年成長率(CAGR)は、以下の通りです。
- 売上収益CAGR(3年):すかいらーくホールディングス 14.7%/小売業median 5.26%
参考として、赤字期を含む5期分の端点間(2021年12月期→2025年12月期、4年間)で算出したCAGRは以下の通りです。両端が正の値となるため機械的な計算は可能ですが、途中の2022年12月期の赤字経路が均されている点にご留意ください。
- 売上収益CAGR(4年):14.7%
- 営業利益CAGR(4年):13.3%
- 当期利益CAGR(4年):17.7%
- EPS_CAGR(4年):15.9%
すかいらーくホールディングスの3か月間の株価まとめ
3か月間のすかいらーくホールディングスは、3,295円から3,003円へと292円(8.9%)下落しました。
期間平均値は2,874円で、最高値3,295円(平均値との乖離率+14.6%)・最低値2,643円(同-8.0%)のレンジで推移しました。
直近の2026年12月期1Q決算では、売上収益1,212億円・営業利益89億円・当期利益55億円で着地しています。
株式投資において、日々更新される情報をリアルタイムに追うことは重要ですが、今回ご紹介したように時間軸を決めて過去を振り返ることも投資のヒントにつながります。
ぜひ参考にしてみてください。
3カ月で株価が1割弱下落したすかいらーく。
一方、決算では既存店売上の増加が寄与して増収増益となりました。売上成長モメンタムも同業種内で相対的に強いので、今後もファンダメンタルズに注視したいですね。
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
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- 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
- 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
