パーソナルファイナンスニュース

【オルカン・S&P500】利回りが高いのはどっち?過去の実績(短期・中期・長期)で徹底比較

eMAXISシリーズの人気ファンドを検証

執筆者和田 直子編集者 株式会社モニクルリサーチ
07:32

【オルカン・S&P500】信託報酬を比較:コストはどちらが安い?

長期投資においてコストは「確定したマイナス」として毎年積み重なります。両ファンドの信託報酬(年率・税込)を確認しましょう。

  • オルカン:年率0.05775%以内
  • S&P500:年率0.09372%以内

100万円を1年間保有した場合の信託報酬の目安は、オルカンが約578円、S&P500が約937円です。

差額は約360円と小さく見えますが、10年・20年の長期保有では複利の影響も加わり、手元に残る利益の差として積み上がっていきます。

一般的なアクティブファンドの信託報酬が年率1〜2%程度であることと比べると、両ファンドとも圧倒的に低コストの設計です。

コストの差だけを見るならオルカンが有利ですが、設定来のトータルリターンはS&P500が大きく上回っている点も踏まえてバランスよく判断したいところです。

まとめ

2026年6月末時点のデータで比較すると、設定来・過去3年のトータルリターンはS&P500が優勢、過去1年・過去6カ月ではオルカンがわずかに上回るという結果でした。コストはオルカンの方が低く、分散の広さもオルカンが上です。

「どちらが正解か」を一言で言い切るのは難しいのですが、2つの視点でシンプルに整理できます。

  • 米国の成長性に集中して賭けるならS&P500:設定来のリターンは大きく、信託報酬はやや高めですが、米国株市場を直接取り込む構造です
  • 1本でなるべく分散したいならオルカン:コストが最安クラスで、新興国を含む全世界に分散できます。米国以外が台頭したときにも自動的に対応する設計になっています

ただし、両ファンドとも上位銘柄の顔ぶれが酷似しており、米国ハイテク株の動向に大きく左右される点では本質的に似ています。「分散効果」を過信せず、「下落局面でも売らずに持ち続けられるか」という自分のリスク許容度に合った選び方が、長期投資を続けるうえで何より大切ではないでしょうか。

【投資に関するご注意】

  • 本記事は特定の金融商品の勧誘や売買の推奨を目的としたものではありません。
  • 投資には元本を割り込むリスクが伴います。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行われるようお願いいたします。

参考資料

Google で優先するソースとして追加
和田 直子編集者 株式会社モニクルリサーチ

関連タグ