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NISA×オルカン「毎月5万円×20年間」で「1億円」は可能なのか?夢と現実、2つのシナリオでシミュレーション
和田 直子
月次レポートには、基準価額がどの要因でどれだけ動いたかを示す「変動要因」が掲載されています。2026年6月の内訳は以下の通りです。
オルカン(+280円)
S&P500(+139円)
2026年6月は両ファンドとも株式(先進国・米国)はマイナスに転じましたが、円安の進行による為替要因がそれを補い、ともにプラスで着地しました。
S&P500は株式要因の落ち込みが大きかった(▲685円)ものの、為替のプラス寄与(+825円)で持ちこたえた形です。
設定来の変動要因を見ると、構造的な違いがより鮮明になります。
オルカン(設定来合計:+28,017円)
S&P500(設定来合計:+34,399円)
S&P500は株式そのものの上昇が利益の大部分を占めるのに対し、オルカンは為替効果の比重が比較的大きい構造です。裏を返せば、円高に転じる局面では両ファンドともにリターンが圧縮されやすく、特に為替依存度の高い局面への注意が必要といえます。
三菱UFJ銀行・三井住友信託銀行で15年以上のキャリアを築き、自身も20年以上の投資経験を持つ。現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『LIMO』でお金に関する記事を企画・執筆・監修中。