60歳以降は平均貯蓄1343万円、それでも働き続ける理由とは
PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命 保険株式会社)が、2026年に還暦を迎える1966年生まれの男女2,000名を対象に行った調査から、これから定年後を生きるシニア層のシビアな経済実態が見えてきました。
平均値「1343万円」に対して、中央値はわずか「300万円」
現在の貯蓄額(配偶者がいる場合は夫婦合算)に関するデータを見ると、数字のマジックとも言える大きなギャップが存在します。
現段階の貯蓄額
平均値だけを見ると「みんな1000万円以上はしっかり貯めているのか」と安心しそうになりますが、一部の富裕層が数字を大きく押し上げているに過ぎません。より一般的な実態に近いとされる「中央値」を見ると、その額はわずか300万円にとどまっているのです。
このような貯蓄状況の厳しさは、還暦以降の「働き方」に対する意識にも色濃く反映されています。
「60歳以降も働きたい」理由は、生活へのゆとり
同調査にて、「60歳以降も働きたい」と回答した人(1,279名)を対象にその理由を尋ねたところ、実に半数以上(53.9%)が「働かないと生活費が不足するから」という経済的な理由を挙げ、堂々のトップとなりました。
60歳以降も働きたい理由とは
終わりの見えない物価高や円安、さらには「老後2,000万円問題」といった将来への不安がつきまとう中、公的年金と手元の蓄えだけでは生活が成り立たないと感じている還暦世代のリアルな実態が表れています。
なお、生活のための就労という理由に次いで多かったのは、「健康を維持したいから(42.1%)」「まだ元気に働けると思うから(40.4%)」「人との関わりを持ちたいから(32.0%)」といった、心身の充実や社会との繋がりを求める声でした。
生活のためだけでなく、心身の充実や生きがいのために「働く」という選択肢を持つためにも、現役時代から計画的に老後資産の形成を進めておくことがいかに大切かが分かります。
インタビューを終えて
今回は、iDeCoでしっかりと利益を積み上げているRさんにお話を伺いました。
「運用資産が1,000万円を突破した」というエピソードは、これからiDeCoを始める方や、いま頑張って積み立てている方にとって、とても魅力的でモチベーションの上がるお話だったと思います。
ぜひRさんの体験談をヒントにしながら、「自分らしい資産形成」について一度考えてみてはいかがでしょうか。
みずほ銀行出身。FP2級保有。確定拠出年金の講師として全国でセミナーに登壇。フィンテック企業広報を経て、現在はLIMOで官公庁データを基に、年金や資産運用、新NISA、iDeCo等の記事を執筆。
