2026年6月10日に公開された、PGF生命による「2026年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」の結果によると、60歳を迎える世帯の過半数が「貯蓄500万円未満(中央値は300万円)」で老後へ突入しているというシビアな現実があります。
こうしたリアルな数字を見ると焦りを感じますが、「日々の物価高や教育費で手一杯で、老後のために投資に回す余裕なんてない!」というのが現役世代の正直な本音ではないでしょうか。
そんな「手元にお金は残したい、でも老後も不安」というジレンマを抱える私たちが、無理なく老後資金を作るため方法として検討したいのは「iDeCo(個人型確定拠出年金)」です。
とはいえ、「毎月の積み立てで本当に資産は育つの?」と疑問に思う方も多いはず。
そこで今回は、実際にiDeCoで長期間運用し、2026年6月17日時点で運用資産残高1,700万円を突破したRさん(40代・男性・会社員)に、気になる「iDeCoのリアル」を直撃インタビューしました。
iDeCoをはじめたきっかけは?
ー iDeCoをはじめたきっかけは何だったのでしょうか
以前勤務していた金融機関には企業DCの制度があったのですが、その後、転職した会社では企業DCの制度がなく、仕方なくiDeCoに切り替えました。
したがって、先の拠出金累計額は企業DCからの分と、その後にiDeCoでの拠出分が含まれています。
スタートする前に、どのような情報収集をしましたか?
ー iDeCoをスタートする前にどのような情報収集をしていましたか
iDecoを始めるためには、まずどの運営管理機関が良いかを決めなくてはいけません。
運営管理機関を選ぶ上で、運用商品のラインナップを参考にすることも大切ですが、私は維持手数料が安いことを優先して探しました。長期投資になるので、手数料はできるだけ抑えておきたいと考えたためです。
結果、手数料が安いのはやはりネット証券だなと確信したので、ネット証券で口座開設することにしました。
初期設定時にどのような商品を選定しましたか?
ー はじめに選定した商品を教えてください
実は、最初はiDeCoで運用することは全く考えていなかったので、元本確保型でしばらくそのまま放置していました。
2012年頃iDeCoに移換して2018年までそのままにしていたんです。
自動移換されてしまう前に早くiDeCoを始めたかったのが本音なんです。その頃から運用をスタートしていたら、「長期投資の恩恵をもっと受けることができたのに…」と思う時もあります。
みずほ銀行出身。FP2級保有。確定拠出年金の講師として全国でセミナーに登壇。フィンテック企業広報を経て、現在はLIMOで官公庁データを基に、年金や資産運用、新NISA、iDeCo等の記事を執筆。
