山﨑 夏子
この記事はここがポイント
- 新NISAの月5万円積立では、35歳開始の30年間で元本1800万円が年利5%で約4161万円と、開始年齢による資産差が顕著な結果。
- 45歳開始の20年間で約2055万円、55歳開始の10年間で約776万円と、運用期間に応じた資産増。
- 新NISAは投資であるため、元本割れリスクと生涯非課税枠1800万円の計画的な活用が重要事項。
「新NISAで積み立てを始めたいけれど、いまの年齢からで間に合うのだろうか」と迷っていませんか。同じ毎月5万円でも、始める年齢によって将来の資産額は大きく変わります。
本記事では、新NISAのしくみを確認したうえで、毎月5万円を積み立てた場合の資産額を、30歳代・40歳代・50歳代の年齢別にみていきましょう。
新NISAとは?今さら聞けない制度のしくみを確認
新NISAは、投資で得た利益が非課税になる制度です。2024年1月に始まりました。おもな内容は次のとおりです。
NISA
出所:金融庁「NISAを知る」1/1
- つみたて投資枠:年間120万円まで
- 成長投資枠:年間240万円まで
- 2つの枠は併用でき、合計で年間360万円まで
- 生涯の非課税保有限度額:1800万円(うち成長投資枠は1200万円まで)
- 非課税で保有できる期間は無期限
ポイントは、生涯で非課税にできる金額に1800万円という上限があることです。毎月5万円なら、年間60万円。30年間続けると元本はちょうど1800万円となり、非課税枠を使い切る計算になります。裏を返せば、早く始めるほど、長い時間をかけて枠を活用しやすくなるといえます。
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みずほ銀行出身。FP2級保有。確定拠出年金の講師として全国でセミナーに登壇。フィンテック企業広報を経て、現在はLIMOで官公庁データを基に、年金や資産運用、新NISA、iDeCo等の記事を執筆。
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加藤 聖人

銀行員時代、老後資産形成について悩まれご相談にいらした方の多くは40代50代でした。投資初心者の方は特に「投資のことなんて何もわからないのに、今から始めてもたかが10年で何ができるのでしょうか」と半信半疑のご様子でした。長期投資のメリットをお伝えしていても「10年では長期投資とは言えないのではないか」と思われる方が多い傾向にあります。その際は、10年でも毎月の積立投資をすることによって、まとまった成果を得られることもあると、シミュレーションにしてお見せしていました。