JX金属(5016)5%近い急伸で3日続伸、銅の最高値更新などが手掛かりに
Phonlamai Photo/Shutterstock.com
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JX金属(5016)5%近い急伸で3日続伸、銅の最高値更新などが手掛かりに

上場来高値からの急落を経て反発局面へ――半導体材料と銅高がカギを握る値動きを読む

執筆者高原 祥子LIMO&ファイナンス編集部記者
04:30
JX金属(5016)5%近い急伸で3日続伸、銅の最高値更新などが手掛かりに
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この記事はここがポイント

  • JX金属株価は2026年7月23日に3,946円で3日続伸、銅の史上最高値更新などが反発要因
  • 2026年5月の上場来高値5,828円から、TOBとCB発行による需給悪化懸念で一時3,779円まで急落
  • AI・データセンター向け半導体材料需要拡大と、InP基板へ最大1,200億円規模の大型投資計画

23日の東京株式市場は小反発しました。前日の米半導体株高の流れを引き継ぎ、AI・半導体関連株を中心に買いが優勢でした。

同日のアジア市場でハイテク株比率の高い韓国総合株価指数(KOSPI)が上昇したことも支えとなりました。

もっとも、朝方に高値をつけた後は上値が重くなり、日経平均への寄与度が大きいキオクシアホールディングスは引けにかけて急落しました。

半導体関連株の一角では、値がさ株が多い銘柄が目立つなか、30万円台で投資できる手頃さから個人投資家の人気が高いJX金属(5016)は堅調に推移。引けにかけて上げ幅を広げ、終値は3,946円と5%近い上昇となり、3日続伸しました。

ここではJX金属への投資を検討するうえでの注目ポイントと、値動きの背景を解説します。

JX金属(5016)の2026年7月23日終値は「3,946円」

  • 株価(終値):3,946円
  • 前日比:+4.64%
  • 始値:3,908円
  • 高値:3,987円
  • 安値:3,793円
  • 出来高:21,195,100株
  • 時価総額:3,761,261百万円
  • 売買代金:83,005百万円
  • PER(会社予想):32.06倍
  • PBR(実績ベース):5.03倍
  • 配当利回り:0.51%

同社は22日、7月の銅建値を1トン当たり6万円増の237万円に改定しました。

価格転嫁が進むことで、収益増につながるとの期待感などから買い材料視されたとみられます。

JX金属(5016)1年間の株価軌跡と主要トピックス

ここからはJX金属(5016)について、過去1年間に起きた主要な出来事・発表材料と、それに伴う株価のダイナミックな値動きを振り返ります。

IPOからの船出とAI需要による上昇トレンド

新規上場後の落ち着いたスタート(2025年7月23日:862.3円)

同社は2025年3月19日、親会社であるENEOSホールディングスからの事業分離(カーブアウト)により東証プライム市場へ新規上場を果たしました。上場から4カ月が経過した時点では、株価は800円台前半と比較的穏やかな値幅で推移していました。

先端材料分野の拡大が強力な推進力に

その後、生成AIやデータセンターの急拡大を背景に、半導体製造用のスパッタリングターゲットをはじめとする先端高機能材料の需要が急速に伸び、株式市場でも成長性が高く評価されて順調に株価を切り上げました。

5月決算での最高値更新と、需給ショックによる一転急落

上場来高値の達成(2026年5月11日:5,828円/終値5,720円)

2026年3月期の通期決算開示を翌日に控え、業績への強い期待感から買い注文が集中。取引時間中に過去最高値となる5,828円を記録しました。

株主還元・資金調達策に伴う需給警戒感(5月12日〜20日)

決算発表と同時に、ENEOS保有株式を対象とした自社株TOB(公開買付け)および転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を公表。株式の希薄化や需給悪化に対する懸念が一気に広がり、翌12日の株価は4,762円へ急落しました。その後も売り圧力が続き、5月20日には3,779円まで下落しました。

大型投資によるV字回復と直近の市況動向

インジウムリン(InP)基板の大型投資(6月16日:ストップ高4,466円)

データセンター向け光通信インフラの需要急増に対応するため、4年間で最大1,200億円規模を投じるInP基板の生産能力増強計画を発表。中長期的な成長ストーリーが改めて好感され、株価は制限値幅の上限であるストップ高(4,466円)まで急騰しました。

全般的な半導体株安と足元の復調(7月16日〜23日)

高ボラティリティな展開が続くなか、7月16日〜17日には半導体セクター全体の連れ安に巻き込まれ、一時3,361円まで売り込まれました。しかしここで下値を固めると、連休が明けた21日以降は買い戻しの動きが強まり、3営業日続けて大きく値を戻しています。

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