3日の東京株式市場は反発。前日の米国市場で利上げ観測が後退した流れを引き継ぎ、国内市場も堅調に推移しました。
半導体関連がまちまちな動きとなる一方、総合商社や内需関連株などが幅広く物色されました。
こうしたなか、総合商社の一角である住友商事(8053)の3日の株価は、前日比▲0.57%と4日ぶりに反落して取引を終えています。
直近の株式市場では、投資家層の拡大や流動性向上を狙った「株式分割」を行う銘柄が相次いでいますが、同社もまさに2026年7月1日を効力発生日として、1株から4株への株式分割を実施したばかりです。
7月1日の効力発生日に先立ち、6月30日の「権利落ち日(分割落ち日)」から、翌7月1日、2日まで3日続伸と好調なスタートを切っていましたが、3日は利益確定や調整の動きが一服感をもたらした形です。
多くの銘柄が分割を実施し市場の関心が高まるなか、仕切り直しとなった住友商事の最新の値動きはどうなっているのでしょうか。
最新の株価と直近1年の値動きを見ていきましょう。
住友商事(8053)の2026年7月3日株価終値は1,575円
最新の株価や指標は以下の通りです。
- 株価(終値):1,575円
- 前日比:▲0.57%
- 始値:1,595円
- 高値:1,619.5円
- 安値:1,570円
- 出来高:9,399,700株
- 時価総額:7,529,226百万円
- 売買代金:14,886百万円
- PER(会社予想):11.93倍
- PBR(実績ベース):1.62倍
- 配当利回り:2.54%
次に1年の値動きもチェックしましょう。
住友商事(8053)の年間チャート
同社株は5月の決算発表を機に急上昇し、同月中旬に上場来高値を記録したものの、その後は調整局面に移行しています。
具体的には、5月1日の場中に発表された決算内容(過去最高益の見通し、増配、自社株買い、および1株→4株の株式分割)が大きなポジティブサプライズとなり、同日はストップ高(分割後換算の終値1,710円)を記録。
その勢いのまま買い進まれ、5月13日には上場来高値となる1,943.8円まで上値を伸ばしました。
しかし高値更新後は、中東情勢の緊迫化や半導体関連銘柄への資金集中などを背景に、5大商社の一角である同社株にも利益確定などの調整売りが優勢となり、下落基調へ転じました。
7月1日の株式分割の前後は続伸したものの、3日は調整の動きに押され、小幅に反落して取引を終えました。
住友商事の年間チャート
まとめ
7月3日の住友商事(8053)の株価終値は1,575円(前日比▲0.57%)と、4日ぶりに反落しました。
同社は7月1日に「1株→4株」の株式分割を実施。6月30日の権利落ち日から3日続伸と好スタートを切ったものの、この日は利益確定売りに押されました。
ここ数カ月の値動きを振り返ると、5月1日の好決算や手厚い株主還元策、株式分割の同時発表がサプライズとなりストップ高を記録。
5月13日には上場来高値1,943.8円まで急上昇しました。その後は中東情勢の緊迫化や半導体株への資金集中を背景に調整売りが優勢となり、下落基調をたどっていました。
足元の指標はPER11.93倍、PBR1.62倍です。株式分割による流動性向上が期待されるなか、ここからの仕切り直しの値動きに注目が集まります。
7月31日には、2027年3月期第1四半期の決算発表が予定されています。
なお、株式投資には価格変動などのリスクが伴います。市場動向を慎重に見極め、投資判断は自己責任で行ってください。
参考
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
