筒井 亮鳳
厚生年金「月10万円未満」の受給者は何割いるのか
続いて、月10万円未満の階級別受給権者数を見ていきます。
- 1万円未満:4万3399人
- 1万円以上~2万円未満:1万4137人
- 2万円以上~3万円未満:3万5397人
- 3万円以上~4万円未満:6万8210人
- 4万円以上~5万円未満:7万6692人
- 5万円以上~6万円未満:10万8447人
- 6万円以上~7万円未満:31万5106人
- 7万円以上~8万円未満:57万8950人
- 8万円以上~9万円未満:80万2179人
- 9万円以上~10万円未満:101万1457人
合計すると305万3974人で、全体に占める割合は約19.0%。「月20万円超」とほぼ同じ規模が、両極に分布していることがわかります。
厚生年金加入者のうち約2割が老後を月10万円未満で過ごし、もう約2割が月20万円超を手にしている。同じ「会社員・公務員の老後」と言っても、その実態は両極に大きく分かれているのが現実です。
まとめにかえて
厚生年金は加入期間と納めた保険料によって受給額が決まる仕組みです。
今のうちにできる対策としては、できるだけ長く厚生年金に加入し続けること、収入アップを目指すこと、そして「ねんきん定期便」で自分の見込み額をこまめに確認することが基本となります。
不足が予想されるなら、iDeCoや個人年金保険、NISAといった資産形成方法を、現役のうちから検討しておきましょう。
参考資料
地方公務員・保険代理店出身。証券外務員二種保有。自治体で国民健康保険の賦課や高額療養費、退職に伴う年金切り替え等の実務に従事。複雑な社会保障制度に精通し、現在はLIMO編集部で年金・貯蓄・退職金等の金融情報を発信。
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