年金の基本、国民年金と厚生年金は「2階建て構造」
公的年金は、基礎部分となる「国民年金」と、上乗せ部分にあたる「厚生年金」から成り立つ2階建て構造です。そのため、加入状況によって「支給される年金額」に大きな違いが生まれます。
それぞれの違いをまずは整理しておきましょう。
※もらえる年金には遺族年金や障害年金もありますが、本記事では老齢年金にフォーカスをあてます。
厚生年金と国民年金の仕組み
国民年金の加入者・保険料・年金額
国民年金は原則として、国内在住の20歳以上60歳未満の全ての人が加入対象で、年金のベースとなります。基礎年金とも呼ばれますね。
国民年金保険料は全員一律で、2026年度は月額1万7920円を負担します。
国民年金から支給されるのは老齢基礎年金で、2026年度の満額(40年間欠かさず保険料を納めた人が受け取れる金額)は7万408円(昭和31年4月2日以後生まれの方は月額7万608円)です。
厚生年金の加入者・保険料・年金額
国民年金加入者のうち、企業や官公庁などで働く第2号被保険者の方は、厚生年金にも加入します。
保険料は給与や賞与に応じて決定され、給与天引きされます。
厚生年金保険から支給されるのが老齢厚生年金で、その金額は現役当時の「年金加入月数」と「納めた保険料」によって決まります。
国民年金と違って満額がないこともあり、受給額の差は大きくなります。同じ厚生年金加入者でも「月20万円超」の人と「月10万円未満」の人が存在するのは、このためです。
次章ではその割合を比較してみましょう。
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地方公務員・保険代理店出身。証券外務員二種保有。自治体で国民健康保険の賦課や高額療養費、退職に伴う年金切り替え等の実務に従事。複雑な社会保障制度に精通し、現在はLIMO編集部で年金・貯蓄・退職金等の金融情報を発信。
PROFILE
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。