債券ニュース

【速報】みずほFGの個人向け「劣後債」、10年(ブレット)債の利率が3.429%で条件決定

利率が10年間固定される第34回債の発行要項を速報、発行額は735億円

執筆者高原 祥子LIMO&ファイナンス編集部記者
10:36
【速報】みずほFGの個人向け「劣後債」、10年(ブレット)債の利率が3.429%で条件決定
TK Kurikawa/Shutterstock.com

2日、みずほフィナンシャルグループの2本立て個人向け劣後債の条件が決定しました。

このうち、年限10年で利率が満期(償還)まで固定されるブレットタイプの「第34回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)」の利率は3.429%となりました。

事前に提示されていた仮条件(3.050~3.650%)の上方寄りで着地しています。

昨年10月16日に条件決定した同タイプの前回債(第32回債、利率2.347%)と比較すると、今回の新発債の利率は1.082ポイント上昇しており、国内の金利上昇局面を反映した、投資妙味のある利回り水準となっています。

以下に、今回決定した第34回債の発行要項をまとめました。

第34回無担保社債の発行要項

  • 銘柄名:株式会社みずほフィナンシャルグループ第34回無担保社債(実質破綻時免除特約および劣後特約付)
  • 発行額:735億円
  • 利率:3.429%
  • 年限:10年
  • 利払日:毎年1月17日、7月17日
  • 償還期限(期間):2036年7月17日
  • 申込期間:2026年7月2日~16日
  • 払込期日:2026年7月17日
  • 最低投資金額:100万円
  • 格付:AA-(R&I) / AA-(JCR)
  • 引受会社:みずほ証券/岡三証券/楽天証券/東海東京証券/野村証券

発売の日時については、口座を持っている証券会社のホームページなどを確認してください。

みずほFG第34回債の発行要項

みずほFG第34回債の発行要項
出所:提出書類より筆者作成

投資前にしっかりチェック!劣後債の2つの重大リスク

みずほFGが発行する劣後債は、一般的な社債に比べて高い利回りが期待できる一方、個人投資家が事前に正しく理解しておくべき特有のリスクがあります。

万が一のときの「弁済順位の低さ」

みずほFGが法的倒産手続きに陥った場合、元本や利息が投資家に返済される順位(弁済順位)が、普通の社債や一般の借入金よりも後回し(劣後)になります。

メガバンク特有の「ベイルイン(実質破綻時免除特約)」

みずほFGの経営が悪化し、金融庁などから「実質破綻のおそれがある」と認定された場合、この劣後債の元本や利息を支払う義務が永久に免除(カット)されます。

国が公的資金(税金)を投入して銀行を救済する前に、まずは劣後債の投資家に肩代わり(損失)してもらうというルールです。

まとめ:ポートフォリオの「土台」として見極める

債券投資の本質は、常に「リスクと期間のバランス」にあります。

現在の日本の債券市場は金利が上昇し、個人投資家にとっては選択肢が豊富な、低金利時代には考えられなかった局面を迎えています。

しかし、提示された高い利回りだけに目を奪われるのは禁物です。購入を検討する際は、必ず証券会社の「目論見書」で特約の内容をしっかりと確認し、リスクに納得したうえで、ご自身の資産形成の土台(ポートフォリオの一部)として上手に組み入れてみてください。

参考

免責事項

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の債券の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
  • 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 募集要項の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください

関連タグ

高原 祥子LIMO&ファイナンス編集部記者

PROFILE

TOP