通常の株主優待は何株が対象?長期保有株主向け優待も解説
オリエンタルランドが通常実施している株主優待制度についても確認しておきましょう。
本来、同社の株主優待は「通常株主優待制度」と「長期保有株主様向け優待制度」の2つの制度で構成されています。
まずは、保有株式数に応じて「1デーパスポート」がもらえる通常株主優待制度の内容から解説します。
通常優待の内容:保有株式数ごとのパスポート配布枚数
- 500株以上:0枚・1枚
- 2000株以上:1枚・1枚
- 4000株以上:2枚・2枚
- 6000株以上:3枚・3枚
- 8000株以上:4枚・4枚
- 10000株以上:5枚・5枚
- 12000株以上:6枚・6枚
※配布枚数は「9月末基準日・3月末基準日」の順で記載
次回、9月末の基準日では2,000株以上の株式を保有していると優待の対象となります。
3月末の基準日とは異なり、500株では対象とならない点に注意が必要です。
長期保有株主向け優待制度の概要
この制度は、株式を長期間保有する株主を対象としており、通常の優待とは別に、毎年1枚のパスポートが追加で進呈されます。
対象となるのは、2023年9月30日を最初の基準日として、100株以上の株式を3年以上継続して保有している株主です。
条件として、毎年3月31日と9月30日の株主名簿に、同一の株主番号で連続7回以上記載または記録されることが求められます。
100株以上500株未満の保有では通常優待の対象にはなりませんが、この長期保有条件を満たすことで、追加優待のパスポートを受け取ることができます。
【発送時期】オリエンタルランドの株主優待はいつ届く?
オリエンタルランドの株主優待(株主用パスポート)が手元に届く時期は、権利確定の基準日(3月末・9月末)に応じて、年に2回あります。
優待パスポートの発送時期一覧
- 3月31日基準日(通常優待・すでに終了):6月上旬に発送
- 9月30日基準日(通常優待・今回の特別優待):12月上旬に発送予定
今回発表されて話題となっている上場30周年の「特別株主優待」は、9月末が基準日となるため、配布時期は2026年12月(予定)となります。
おわりに
企業側の積極的な株主還元姿勢は、2027年3月期に年間16円(中間8円・期末8円)への増配を計画している点からも明確に窺えます。
- 2026年3月期(中間配当):7.00円
- 2026年3月期(期末配当):8.00円
- 2027年3月期(中間配当)予想:8.00円
- 2027年3月期(期末配当)予想:8.00円
2026年3月期は期末配当を8.00円に引き上げ、さらに続く2027年3月期も中間・期末ともに8.00円ずつの配当が予想されています。
6日の終値は2,561.5円を付け、チャート上でも反転の兆しが見え始めています。
過去1年間の高値(2,947円)から見れば約13%下落した水準にとどまっていますが、見方を変えれば、この調整局面は「普段よりも割安な原資で、100株限定の優待権利にアプローチできる機会」とも解釈可能です。
株主優待を狙う個人投資家にとって、購入金額が抑えられることは、そのまま「実質的な優待+配当利回り」の押し上げ要因になります。
株価が下がったタイミングだからこそ、インカム面での魅力が相対的に高まっているのは事実でしょう。
ここからどう動くか、投資家の選択肢は主に2つに分かれます。
一人のファンとして企業を純粋に応援しながら長期で優待を享受していくのか。
それとも、テーマパークの混雑状況や今後の業績推移を慎重に観察していくのか。
株価に復調の兆しがあるからこそ、いま一度ご自身のリスク許容度を見つめ直し、最新の決算短信などに目を通したうえで、後悔のない主体的な投資判断を下したいところです。
免責事項
- 当記事は情報提供を目的としており、特定の株式の購入や売却を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、最新の決算資料などをご自身でご確認の上、自己責任でおこなってください。記事の情報に起因して生じた損害について、当方は一切の責任を負いません。
- 株主優待の内容や条件は変更される可能性があります。必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
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フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
PROFILE
立教大学卒業後、海外専門の旅行会社に就職し、その後旅行業界専門誌の記者に転身。企業決算の記事などを手掛けるうちに金融マーケットに興味を持つようになり、株式や債券の発行市場をカバーする金融専門誌の記者に転職。債券市場の動向や市況について、10年以上にわたって数多くの記事を機関投資家に向けて日経QUICKやブルームバーグ等へ執筆した。その後、株式会社フィスコでアナリストが執筆する企業調査レポートの編集を手掛けるとともに、決算などIR情報の発信業務に携わる。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』のLIMO編集部に所属し、LIMOでも記事を執筆している。