太田 彩子
働き方の違いで年金額は変わる?ライフコース別モデルケース
年金の受給額には個人差があるからこそ、平均値だけでは実態が見えにくいものです。ここでは「将来、自分はいくらくらいもらえるのか」をイメージするため、ライフコース別の目安額を紹介します。
厚生労働省が公表した資料から、働き方の違いによる年金額の例を見ていきましょう。
この資料では、年金の加入経歴を5つのパターンに分け、それぞれの概算額が示されています。
ライフコース別のモデル年金額
出所:厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
モデルケース1:厚生年金加入が中心の男性
《年金月額》17万6793円
- 平均厚生年金期間:39.8年
- 平均収入:50万9000円※賞与含む月額換算。以下同じ。
- 基礎年金:6万9951円
- 厚生年金:10万6842円
モデルケース2:国民年金加入が中心の男性
《年金月額》6万3513円
- 平均厚生年金期間:7.6年
- 平均収入:36万4000円
- 基礎年金:4万8896円
- 厚生年金:1万4617円
モデルケース3:厚生年金加入が中心の女性
《年金月額》13万4640円
- 平均厚生年金期間:33.4年
- 平均収入:35万6000円
- 基礎年金:7万1881円
- 厚生年金:6万2759円
モデルケース4:国民年金加入が中心の女性
《年金月額》6万1771円
- 平均厚生年金期間:6.5年
- 平均収入:25万1000円
- 基礎年金:5万3119円
- 厚生年金:8652円
モデルケース5:第3号被保険者期間が中心の女性
《年金月額》7万8249円
- 平均厚生年金期間:6.7年
- 平均収入:26万3000円
- 基礎年金:6万9016円
- 厚生年金:9234円
厚生年金の加入期間の長さや、現役時代の平均収入によって、将来受け取る年金の月額は大きく変動します。
特に、現役時代に国民年金と厚生年金のどちらに主として加入していたかによって、老後の受給額に大きな差が出ることがわかります。
三菱UFJ銀行出身。資産運用コンサルティングに従事し、全国表彰を多数受賞。現在は「LIMO」編集部で金融ライターとして年金・資産運用など金融分野の記事を精力的に企画・執筆・監修している。
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