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【厚生年金】平均年収600万で40年働いたらいくらもらえる?月額約18万円に潜む老後赤字と親の介護リスク
熊谷 良子
【2026年8月から65歳以上に届く「意向確認書」も解説】共働き・専業主婦・自営業の受給額を徹底比較
ここからは、厚生労働省年金局が公表した「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を基に、国民年金と厚生年金の男女差を具体的に見ていきましょう。
【男性】
【女性】
国民年金は加入義務があり、保険料も一律であるため、男女間の差は4013円と比較的小さくなっています。
しかし、現役時代の給与や加入期間が反映される厚生年金では、この差が大きく開くことになります。
【男性】
【女性】
厚生年金になると、男女間の差は月額で5万8554円にまで広がります。また、受給資格を持つ人の数も、男性が女性の約2倍です。
この差が生まれる背景には、女性が結婚や出産、育児といったライフイベントを機に退職したり、働き方を変えたりするケースが多いことが挙げられます。
その結果、厚生年金の加入期間が短くなったり、現役時代の給与が低くなったりすることが、年金額に影響していると考えられます。
全体の平均額だけでは、自分自身の将来を具体的にイメージするのは難しいかもしれません。
ここでは、厚生労働省が公表した「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」に記載されている「多様なライフコースに応じた年金額(概算)」を参考に、5つの働き方パターン別の受給目安額を紹介します。
この結果から、同じ期間働いたとしても、厚生年金への加入歴の有無によって、将来受け取る年金額に月額10万円以上の差が生じる可能性があることがわかります。
早大卒。証券外務員二種・相続診断士。15年の書籍校閲で培ったファクトチェック力を武器に、一次資料に基づく「お金と暮らし」の分析記事を担当する編集記者。認知症介護経験をいかし、読者目線に立った情報発信も。