2026年7月13日の東京株式市場は、大幅反落の展開となりました。取引時間中に韓国総合株価指数(KOSPI)が急落し、サーキットブレーカーが発動。
この流れを受けて国内市場でもリスクオフの姿勢が強まり、キオクシアホールディングスをはじめとする主要な半導体関連株を中心に売りが先行しました。
一方で、全面安の様相とはならず、小売りやエンタメ関連、外食などの「内需銘柄」や銀行セクターなどには、下値を拾う物色買いが入っています。
こうした逆風の地合いのなかで、なんと「8連騰」とひときわ力強い値動きを見せたのが、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(4661)です。
13日は高値引けとなる2,650円で取引を終え、終値ベースでは4月8日以来、約3カ月ぶりの高水準となりました。
同社を巡っては、7月下旬に予定されている2027年3月期第1四半期決算が目先の注目材料となります。
さらに9月末には、上場30周年記念として今回だけ新規に100株の購入で「1デーパスポート」がもらえる特別な株主優待の権利確定も控えており、市場の関心が高まっています。
この記事では、オリエンタルランド(4661)の最新株価と指標、直近1年の値動きを振り返ります。
【オリエンタルランド(4661)】7月13日の株価終値は「2,650円」
オリエンタルランドの13日の値動きを振り返ります。
大引けにかけて上昇幅を広げ、この日の最高値で取引を終える「高値引け」となりました。
終値ベースで2,650円を上回っていたのは2026年4月8日(終値2,674円)以来、約3カ月ぶりの高水準となります。
同社株は5月25日に直近の最安値(終値2,125.5円)をつけていましたが、そこから急速に下値を切り上げ、今回の「8連騰」によって復調の兆しが強まっています。
7月1日の終値(2,412円)からの8営業日で、株価は238円(約9.9%)も上昇した計算になります。
- 株価(終値):2,650円
- 前日比:+1.34%
- 始値:2,624円
- 高値:2,650円
- 安値:2,597円
- 出来高:3,837,200株
- 時価総額:4,771,195百万円
- 売買代金:10,104百万円
- PER(会社予想):38.18倍
- PBR(実績ベース):3.95倍
- 配当利回り:0.6%
【オリエンタルランド(4661)】チャートで1年間の値動きをチェック
ここ1年間の株価推移をチャートで振り返ってみましょう。
同社株は、中国政府による渡航自粛要請などを背景に、昨年11月から緩やかな下落基調が続いていました。
今年4月28日の取引終了後、株主優待の拡充と通期決算を発表したものの、市場の期待に届かず祝日明け30日には10%超の急落(終値2,188.5円)を記録。
その後も軟調な地合いが続き、5月25日には年初来安値となる2,103円まで落ち込みました。
日本株全体は半導体やAI関連銘柄が牽引する形で連日高値を更新していましたが、オリエンタルランドをはじめとする内需・エンタメ関連株には買いが入りにくい状況が続いていました。
5月下旬以降、株価は2,100円〜2,300円台の狭いレンジ内でもみ合う展開が続いていましたが、足元ではようやく緩やかに下値を切り上げる上昇基調へとシフトしています。
オリエンタルランド株の年間チャート
目先の注目材料:7月下旬の「2027年3月期 第1四半期決算」
同社を巡っては、間近に迫った複数の材料に市場の関心が集まっています。
まずは、7月下旬に発表が予定されている「2027年3月期 第1四半期(1Q)決算」です。
インバウンド(訪日外国人旅客)の足元の動向や客単価の推移がどのように業績に反映されているか、目先の動向を占う大きな注目材料となります。
9月末には「上場30周年記念」の特別な株主優待も
さらに、個人投資家の視線を引きつけているのが、9月末に控える「上場30周年記念の特別株主優待」の権利確定です。
通常、同社の人気優待である「1デーパスポート」を手に入れるには、複数年の継続保有や多くの株数が必要となります。
しかし今回は「今回限りの特例」として、新規に100株を購入・保有することで1デーパスポートが1枚進呈されます。
この“今だけのチャンス”が、市場における買い安心感や株価の下支えにつながっているとの見方もあります。
フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
