経済指標ニュース
【速報解説】6月の米国CPIと市場の反応を解説
木村 敬子
しーぴーあい
CPI(消費者物価指数)は、一般消費者が購入するモノやサービス(食料、衣料、家賃、通信費など)の物価の動きを総合的に測定した経済指標です。日本では総務省が毎月発表しており、「経済の体温計」とも呼ばれます。 CPIには主に3つの指標があります。すべての項目を含む「総合指数」、天候で価格が乱高下しやすい生鮮食品を除外した「コア指数」、さらに海外要因に左右されやすいエネルギー価格も除外した「コアコア指数」です。これらを使い分けることで、一時的な要因を排除した物価の本当のトレンドを把握します。 この指標は単なる物価の記録ではありません。日本銀行などの各国のトップ(中央銀行)が、利上げや利下げといった金融政策を決定する際の最も重要な判断材料となります。また、年金支給額の改定や賃上げ交渉の基準にも用いられるため、私たちの家計から企業業績まで、経済活動の方向性を左右する極めて重要な役割を担っています。